福ヶ笑のTRPGログ

福ヶ笑のTRPGログ

ほぼほぼ自分用のTRPG活動記録です。 同卓してくれた方々に圧倒的感謝を。

フラジャイル・フラグメンツ「ニル・花盛りの廃墟」うめおさん卓


◆注意事項

この記事は、フラジャイル・フラグメンツ「ニル・花盛りの廃墟」(体験版ルールブック掲載)のネタバレを含みます!

 

==========

 

 

 

[メイン]フィニアン : 椏稀と申します。
今回、魔女で参加させていただきます。

[メイン]フィニアン : 名前はフィニアンです。
目を閉じている男の子です。
寡黙なのでそこまで喋らないでしょう。

[メイン]フィニアン : 育ての親である祖父が死に、遺品である人形の相棒と出会い、ここに止まる理由もないため旅にてる。
という感じです。

[メイン]フィニアン : よろしくお願いします。@

[メイン]ラピスラズリ : 福ヶ笑です。積みルルブおじさんです。

[メイン]ラピスラズリ : フラフラは初体験です。

[メイン]ラピスラズリ : 普段は雑食で色んなシステムを回したり、遊ばせて頂いたりしています。

[メイン]ラピスラズリ : うめおさんともインセインだったりCoCだったりエモクロアだったり色々とお世話になっております。

[メイン]ラピスラズリ : あきさんとも最近同卓させて頂くこともあり、スタリィドールでこのメーカーの立ち絵を見たなぁなどと思っていましたw

[メイン]ラピスラズリ : 今日のPCは魔女くんの相棒のラピスラズリです。

[メイン]ラピスラズリ : お祖父さんの形見の腹話術人形です。

[メイン]ラピスラズリ : 寡黙なフィニアンくんのフォローをすべく、いやそれ以上ににおしゃべりするヤツです。

[メイン]ラピスラズリ : 世間知らずですが好奇心旺盛で気になる事にはどんどん首を突っ込むキャラにしようと企んでいます。

[メイン]ラピスラズリ : よろしくお願いしますー。@

[情報]導入 : 導入

[メイン]GM : 冷たい空気に身を震わせながら登り切った丘の上から眼下を見下ろすと、花々が咲き誇る美しい谷間が広がっていました。
まるで一面の花畑といった光景ですが、どうやらかつては村があったようで、花の蔦に覆われた破れ屋が点々と建っている――というか、崩れ落ちている――のが見てとれます。
おそらく、もはや人は住んでいないにしても、一晩をあそこでやり過ごすのは悪くない考えに思われました。破れ屋といえど、壁と天井さえあれば、風をしのぐのにはこと足りるでしょう。

[メイン]GM : ふたりは丘を下りて、花々の誘いに応じることにします。
村の入り口、門の前には、おそらくこの村の名前であろう看板が掛けられていました。

[メイン]GM : ――『ニル』

[メイン]GM : フラジャイル・フラグメンツ『ニル、花盛りの廃墟』

[メイン]ワンダリング : ワンダリング

[メイン]フィニアン : 1d6 (1D6) > 5

[メイン]GM : 5
崩れ落ちた温室。
ガラス板のドームは、それを支えた骨組みだけしか残っていません。
地面には所狭しと花々が伸び盛っており、まるで、この場所から村中に花があふれ出して行っているかのようです。@

[メイン]フィニアン : 「……(綺麗だ)」
そう思いながらゆっくりめに歩み進めると思います。@

[メイン]ラピスラズリ : フィニアンに抱えられた状態の腹話術人形がきょろきょろと首を巡らせ話し始めます。

[メイン]ラピスラズリ : 「すごいね!建物はおんぼろなのに花がこんなにたくさん!誰かが世話をしている様子もないのにどうしてこんなに茂っているんだろう?そう言えば前の村で見た花畑はほとんど枯れかけで…………。」

[メイン]ラピスラズリ : 相手が聞いていようがいまいがお構いなく延々と話し続けています。@

[メイン]フィニアン : ラピスが話しているのをちゃんと聞きつつ返事はしないで歩み続けます。@

[メイン]ラピスラズリ : 「でもあれだよねぇ。人っ子一人いないのは残念だよね。お祖父さんから聞いた『数百年に一度の星月夜』ってやつ。手掛かりでもあればと思ってたのになぁ。」

[メイン]ラピスラズリ : 心底残念そうに話します。

[メイン]ラピスラズリ : 心の中でつぶやくという手段は全く思い付いていない様です。@

[メイン]ラピスラズリ : 1d6 (1D6) > 3

[メイン]GM : 3
かつては家畜囲いの柵だった木枠に苔と蔦が伝って、花棚を作り出していました。
鍬や鋤などの農具が放り出されており、それらも草花に埋もれています。
それらの刃先は赤く錆びて、固まった血のようにも見えます。@

[メイン]フィニアン : ラピスのことをしっかりと抱き直して足早に去っていこうとします。@

[メイン]ラピスラズリ : 「おっと、どうして急に足を速めたんだい?折角農家の人がいた痕跡がありそうだったじゃないか!」

[メイン]ラピスラズリ : 「でも、あの農具の先っぽは赤黒く錆びてて、まるで血まみれだったみたいだね!」

[メイン]ラピスラズリ : 「あれで殺し合ったからここには誰もいないってコト!?」

[メイン]ラピスラズリ : 「ねぇ、フィニアン聞いてる?」と言いながらも、なすがままに運ばれていきます。@

[メイン]フィニアン : 「ん……」

[メイン]フィニアン : 「ラピスに何かあったら………

[メイン]フィニアン : イヤだ(小声)」

[メイン]フィニアン : ラピスの頭に少し顔を埋めながら進んでいきます。@

[メイン]フィニアン : 1d6 (1D6) > 6

[メイン]GM : 6
村で一番大きな建物は、レンガ造りの屋敷です。
この建物も焼け焦げた跡があり、ご多分にもれず花の蔦に覆われています。
建物全体が傾いでいて、今にも倒れてしまいそうな危うい均衡を保っています。@

[メイン]フィニアン : あまり近づかずに早々に立ち去ろうとします。

[メイン]フィニアン : 「ラピス…早くこの街を出よう……」@

[メイン]ラピスラズリ : 「そう?やっとこの村一番っぽい屋敷を見つけたのにぃ?」

[メイン]ラピスラズリ : 「僕なら大丈夫だよ!フィニアンと違って、ちょっとくらい壊れても、部品を取り換えれば元通りになるからね♪」

[メイン]ラピスラズリ : 「でも見てみてこの屋敷、壊れている上に焼け焦げてるよ!」

[メイン]ラピスラズリ : 「この村の村長さんって悪いヤツだったのかな?怒り狂った村人に火を放たれて、哀れ炎に巻かれて一命を散らす……なんてショッキングな事件があったかも知れないじゃないか。」

[メイン]ラピスラズリ : 「フィニアンは気にならない?気にならない?」

[メイン]ラピスラズリ : 無邪気にフィニアンの顔を覗き込みます。@

[メイン]フィニアン : 「ばか」

[メイン]フィニアン : (壊れてもとかそんなこと言うなよ。本当にばかだ。)

[メイン]フィニアン : ぎゅーと一段と強く抱きしめて顔を見られないようにラピスの頭に顔を埋めます。@

[メイン]ラピスラズリ : 「うぐ、苦しい苦しい。いや人形だから苦しくはないか。」

[メイン]ラピスラズリ : 「分かった!分かった!もうここから立ち去ろう!立ち去ればいいんでしょー」もがきながらわめいています。@

[メイン]ラピスラズリ : 1d6 (1D6) > 1

[メイン]GM : 1
廃墟の村には色とりどりの花が咲き誇り、甘やかな香りと空気がたちこめています。
時折吹くそよ風が草花を揺らして通り過ぎていきます。
丘の上では寒いほどだったのに、この村はまるで春の陽気です。上着を脱いでもいいかもしれません。@

[メイン]フィニアン : (ここはあそこに比べるとマシか………?)

[メイン]フィニアン : 若干警戒しながら進みます。@

[メイン]ラピスラズリ : 「あれ?どうしたの。こんなのどかな風景なのに怖い顔して。

[メイン]ラピスラズリ : 「それに顔も赤らんでいるし汗ばんでもいるね。ボクは汗とかかかないから分からないんだけど、もしかして熱い?いや暑いだったっけ?」

[メイン]ラピスラズリ : これでも彼なりにフィニアンを心配しています。@

[メイン]フィニアン : 「すこし…」@

[メイン]フィニアン : 1d6 (1D6) > 2

[メイン]GM : 2
焼け焦げたいくつもの家屋が崩れ落ちています。かろうじて立っているだけの壁、倒れて横たわる梁や柱の骨組みの残骸……それら自体が墓標のようにも見えます。
蔓草が這い伸びてそれらを包んでいます。優しく、あるいは無感情に。@

[メイン]フィニアン : (出口…)

[メイン]フィニアン : きょろきょろとしながら

[メイン]フィニアン : 進みます。

[メイン]フィニアン : 今はラピスを下ろすことはしないでしょう。@

[メイン]ラピスラズリ : 「うーん、遠くで見たときの印象より意外と大きな村なのかな?なかなか村の出口に辿り着かないねぇ」

[メイン]ラピスラズリ : 「そして村長の家だけじゃなくて、ここも焼け落ちてる。ねぇねぇ、残った残骸がお墓みたいに見えてこない?」

[メイン]ラピスラズリ : 「これ、もしかするとここで死んじゃった村の人たちの呪いで外に出られなくなっちゃってるんじゃないかな?どう思う?どう思う?」@

[メイン]フィニアン : 「ラピス………ぶっそうだ…どこからそんな知識を……」

[メイン]フィニアン : あまりにも物騒なためすこしショックを受けて立ち止まると思います。

[メイン]フィニアン : その時は腕の力も

[メイン]フィニアン : 結構抜けているかと思います。@

[メイン]ラピスラズリ : 「え、呪いとかの話?ボクおしゃべりさんだから、腹話術の催しとか酒場であった人たちに色んなお話を聞いたりするよ!」

[メイン]ラピスラズリ : 「もしフィニアンがそんなに知りたいんだったら、とっておきの怖い話してあげよっか?夜中にトイレに行けなくなっても知らないよぉ」

[メイン]ラピスラズリ : 「あれ、あれ……どうしたの?フィニアン。抱っこが、腕の力が……このままじゃ落っこちちゃうよー。」

[メイン]ラピスラズリ : ずるずるとフィニアンの腕からずり落ちて、地面にぺたりと力なく横になってしまいます。

[メイン]ラピスラズリ : 「ちょっと、ちょっとフィニアン!?どうしたのさ?ここからはボクにも歩けってコト?」

[メイン]ラピスラズリ : 相手の気持ちが分からず問い質します。@

[メイン]フィニアン : 表情には出ていませんがほんのり不貞腐れています。

[メイン]フィニアン : そのような雰囲気を出しながらラピスを睨みつけます。(できているとは言ってないです。)

[メイン]フィニアン : そうして顔を背けると一人で歩き始めます。@

[メイン]ラピスラズリ : 「あ、フィニアン!ちょ、ちょっと待ってよ。怒ったの?怒ったのなら謝るからさぁ。」

[メイン]ラピスラズリ : あわてて特徴:(変身)を使い、自分で動ける少年の姿になります。

[メイン]ラピスラズリ : フィニアンより短い脚を一生懸命動かして、彼に追いつこうと不器用に駆け出します。@

[メイン]ラピスラズリ : 1d6 (1D6) > 5

[メイン]GM : -----------------

[メイン]GM : 10時45分再開

[メイン]GM : -------------

[メイン]GM : エンカウンター

[メイン]野営 : 野営の準備

[メイン]GM : そろそろ日が落ちかけています。安全なねぐらを探して、野営の準備をしたほうがよさそうです。
空模様を見るに、幸いにして、今夜は雨が降る心配はしなくてもよいようでした。

[メイン]GM : しっかりした壁のある建物を見つけて風をしのいだり、火を熾したりしましょう。
食事も旅の空での醍醐味です――ふたりは何をしますか?

[メイン]GM : 二人で協力し野営の準備を手早く整えられたかどうか、チャレンジを行って判断します。
このチャレンジに失敗すると、準備に時間がかかりすぎてしまいます。

[メイン]GM : 1. チャレンジの開始
GMは、PC達がチャレンジに失敗するか、チャレンジに挑まなかった場合にどうなるのかを説明します。

[メイン]GM : ここでは、失敗すると野営の準備がうまくできません。
PC達は火が無かったり野ざらしだったり食べ物が調達できなかったりする可能性があります。@

[メイン]GM : 2. ヴィジョンの決定

[メイン]GM : その場に漂っていて、魔女の目に見えている想いのカケラをヴィジョンと呼びます。ヴィジョンは、その魔女の世界観に沿った姿をとります。体験版では、世界観は霊視者で固定です。
魔女のプレイヤーは、ダイスを3個振り、自分の世界観のパネルの、出目に対応したパネルにダイスを置いていきます。
それらのパネルに描かれたものが、この場所、この場面で魔女に見えているヴィジョンとなり、このチャレンジにおいて利用できる魔法の糧となります。

[メイン]フィニアン : 1d6 (1D6) > 2

[メイン]GM : 3. パスの決定

[メイン]GM : 「パス」はチャレンジを成功に導く様々な要因を表わしており、3枚のコインによって表示されます。
具体的に言うと、パスの数だけ「運試し」の出目に加算することができます。(パス3=出目に3足す)

[メイン]コイントス : x3 1D2 1表2裏 #1 (1D2) > 1 #2 (1D2) > 2 #3 (1D2) > 2

[メイン]GM : 4. パスの提案

[メイン]GM : 魔女と相棒は、それぞれの能力を活用して、チャレンジを成功に導く要素、すなわち成功要素を提案し、パスをふやします。
つまり大喜利です。
もしも、「パスの決定」において投げたコインが3枚とも表で、魔法が必要ないチャレンジだったならば、この手順は省略してもかまいません。

[メイン]GM : 成功要素には、以下のものがあります。
・小さな魔法(使い方については情報タブに貼ります)
・特徴
・技能
・その他の要素

[メイン]GM : 「これを使ってこうして野営の準備をしたいたい」という提案をお願いします@

[メイン]フィニアン : 技能:鋭敏感覚で安全な場所を探して、技能:目星で食料系を探したいです。

[メイン]フィニアン : そして、魔法の魚のヴィジョンで水分の確保。
最後に技能:手さばきで野営テントもどきを設置したいです。@

[メイン]ラピスラズリ : 技能(占い)で安全な場所探しのお手伝い
技能(観察)で食料系探しのお手伝い
技能(おしゃべり)で昼間雰囲気を悪くした事を謝って、準備がスムーズに進むようにしたいです。@

[メイン]GM : ----------------------

[メイン]GM : 技能(おしゃべり)で昼間雰囲気を悪くした事を謝って、準備がスムーズに進むようにする。

[メイン]ラピスラズリ : 野営の準備を始めようとします。

[メイン]ラピスラズリ : ……がどうしても気になっていることがあるので、おそるおそるフィニアンに声を掛けます。

[メイン]ラピスラズリ : 「えーっと、フィニアン?もしかして怒ってたりする?」

[メイン]ラピスラズリ : 人形のラピスは人の感情の機微にうといので、何とかそれを知ろうと頑張ってフィニアンの表情を見ようとしています。@

[メイン]フィニアン : 「怒っては……………ない(消えかけ)」

[メイン]フィニアン : そう答えると黙々と野営の準備を進めます。

[メイン]フィニアン : @

[メイン]ラピスラズリ : 黙々と野営の準備をし始めたフィニアンの後をちょこちょことついて回り、焚き木を拾ったり、敷物を敷いたり、水をくむ器を用意したりと、彼なりに作業を手伝おうとします。

[メイン]ラピスラズリ : 「うーん、フィニアンは怒ってはいないって言うけど、なんか機嫌は良くないように見える。」

[メイン]ラピスラズリ : 「やっぱり、ボクあやまるよ。不愉快にさせてごめん!」

[メイン]ラピスラズリ : 「キミのおじいちゃんからも、たまに、たまにだけど『ラピスは少しおしゃべりが過ぎることがあるから、気を付けた方がいいのう』って言われてたんだ。」

[メイン]ラピスラズリ : 「ボク、今はこうしておしゃべりしたり変身して自分で動けたりするんだけど、最初はタダの作り物の腹話術人形でさ。」

[メイン]ラピスラズリ : 「腹話術氏の人がすごい芸で僕がしゃべってるように見せて、お客さんを驚かせたり笑わせたりしてるのに、すごく憧れてたんだ。」

[メイン]ラピスラズリ : 「だから、キミのおじいちゃんのお陰でこうしておしゃべりできるようになって、それがすごく幸せで楽しくてありがたくてね。」

[メイン]ラピスラズリ : 「どうしてもその喜びを相手に伝えたくて、少しばかり、ほんのちょっとだけ、気持ちが先走っちゃって、相手の気分を害してしまうことがあるんだ。」

[メイン]ラピスラズリ : 「今度も、ボクは頭に思い浮かんだことを、フィニアンがどう感じるかを考えようともせずに、ずけずけとおしゃべりしちゃったんだよね。」

[メイン]ラピスラズリ : 「本当にごめんなさい。ゆるしてほしいとは言わない。けど、これからも仲良く旅をしたり、こうして野営の準備をしたりしたいんだ。」

[メイン]ラピスラズリ : 「これからも、よろしくお願いします!」

[メイン]ラピスラズリ : 頭を深々と下げて、フィニアンに謝ります。@

[メイン]フィニアン : 「別に怒ってはない……」

[メイン]フィニアン : 「…これは本当だ」

[メイン]フィニアン : 「…でも………ここはふつうの村の跡じゃない…」

[メイン]フィニアン : 「きけんな可能性もある…」

[メイン]フィニアン : 「なのに…とても楽しそう……」

[メイン]フィニアン : 「楽しいことは、

[メイン]フィニアン : いいことだけど…!こわれても大丈夫って……!」

[メイン]フィニアン : 「なおせるからってそんなこと言わないでほしい…」

[メイン]フィニアン : 「それを気づいて欲しかった……」

[メイン]フィニアン : 「………」

[メイン]フィニアン : 「……もう僕には………ラピスしかいないんだ…………」

[メイン]フィニアン : 「僕は、しゃべるの苦手だから、ラピスが喋ってくれるのは嬉しい」

[メイン]フィニアン : 「ラピスと旅するのは、とても楽しいんだ…」

[メイン]フィニアン : 「だから、今回は許さない…!」

[メイン]フィニアン : 「しっかりと、心に刻み込め…!!」

[メイン]フィニアン : 「ラピスのことをとても大切にしてる僕がいることを………!」

[メイン]フィニアン : ビシッとラピスに向かって指をさし、普通では出さないような大きな声(普通の人からするとすこし声を張ったくらいの声量)を出しました。

[メイン]フィニアン : そのせいか頬はあからみ、若干肩で息をしています。@

[メイン]ラピスラズリ : 「……え!?」驚いてしばし絶句

[メイン]ラピスラズリ : 「そこなの?」

[メイン]ラピスラズリ : 「ボクがおしゃべり過ぎてフィニアンの気持ちも考えずに怖いことばっかり言って怖がらせたのに怒ってるんじゃなくて?」

[メイン]ラピスラズリ : 「ボク、全然分かってなかった……。」

[メイン]ラピスラズリ : 「フィニアン、キミはボクがボク自身を大切にしていないことに、本気で腹を立ててくれたんだね。」

[メイン]ラピスラズリ : もう一度、深々と頭を下げて言います。

[メイン]ラピスラズリ : 「ボクは約束するよ!もう二度と自分が壊れてもいいなんて言わない。」

[メイン]ラピスラズリ : 「キミが大切に思ってくれているボクの事を、ボク自身も大切にする!」

[メイン]ラピスラズリ : 「これは絶対だよ。」

[メイン]ラピスラズリ : 「こんなボクにも『心』ってものがあるのなら、ボクはそこに、永遠にその事を忘れないように刻み込んだから!」@

[メイン]フィニアン : ラピスが「おしゃべりすぎて〜」と言っている時、心底意味がわからないと言う表情をしています。
いつもより、幼く感じるかもしれません。

[メイン]フィニアン : ラピスの言葉を聞き進めて、最後は満足そうに

[メイン]フィニアン : 「ん」

[メイン]フィニアン : 「約束」

[メイン]フィニアン : そういって指を絡めます。@

[メイン]ラピスラズリ : 絡められた指にはじめは戸惑います。

[メイン]ラピスラズリ : が、フィニアンの顔を見返し、その満足そうな様子に、ようやくほっと安堵します。

[メイン]ラピスラズリ : 「うん、約束だね」そっと、そして次第にぶんぶんと絡めた指を上下させ、約束をします。

[メイン]ラピスラズリ : 「なんだか。眼のあたりや胸のあたりがおかしいんだ。もしボクが人間なら泣いているのかも知れない。」@

[メイン]フィニアン : ぶんぶんと指を上下にされたことで
「わっ……わわっ」
とすこしふりまわされる感じになるでしょう。

[メイン]フィニアン : そしてラピスの最後の言葉に静かに

[メイン]フィニアン : 「しあわせだね…」

[メイン]フィニアン : そう言って野営の準備を再開します。

[メイン]フィニアン : もしかしたらその時一瞬ですがフィニアンはラピスラズリに対して満面な笑みを浮かべていたかもしれないです。@

[メイン]GM : 二人は、野営の準備を再開する。

[メイン]GM : そのとき、フィニアンの目に、空中を泳ぐ魚のヴィジョンが映る。

[メイン]GM : なにか、このヴィジョンを紡いで、野営に活かせる魔法にできるかもしれない。@

[メイン]フィニアン : 魚のヴィジョンを見たあと

[メイン]フィニアン : 「ヴィッス ヴァダー」

[メイン]フィニアン : そうポツリと呟く

[メイン]フィニアン : 昔の言葉で『魚 水』そう言う意味がある言葉です。

[メイン]フィニアン : 祖父が死ぬことがわかった時にフィニアンに教え込んだ言葉の一つです。
祖父曰く、
「魔法は昔ながらの言語だと叶いやすいんじゃよ。なに、いずれその時が来たらお前も魔法を使えるようにさるさ。」

[メイン]フィニアン : そのことを覚えているフィニアンは祖父が生きていたころを思い出し懐かしい気持ちとすこしの寂しさを思い出すでしょう。@

[メイン]GM : フィニアンの言葉を受けて、魚のヴィジョンが円を描いて泳ぐ。

[メイン]GM : ぐるぐると大気の中をまわりつづけ、魚たちは次第に透き通った姿になる。

[メイン]GM : そして、それは次第に、大気中を漂う水に姿を変え…

[メイン]GM : 地面に置かれた水受けへと入ってゆく。

[メイン]GM : @

[メイン]GM : 5. 運試し

[メイン]GM : 成功要素の提案が終わったら、いよいよチャレンジの成否を決めるために運試しをします。
魔女と相棒のプレイヤーは、それぞれ「1d6」を振ってください。
また、魔女と相棒のプレイヤーが振ったダイスの出目が両方とも同じ数字だったとき、ふたりは【絆】を1 つ獲得します

[メイン]ラピスラズリ : 1d6 (1D6) > 2

[メイン]フィニアン : 1d6 (1D6) > 1

[メイン]system : [ ラピスラズリ ] 絆 : 1 → 0

[メイン]ラピスラズリ : 1d6 (1D6) > 3

[メイン]フィニアン : 1d6 (1D6) > 6

[メイン]GM : 成功

[メイン]GM : 6. 結果の描写

[メイン]GM : その後、二人は協力して野営の準備を行った。

[メイン]GM : なんと言っても新鮮な水があるのだ。水はすべての源。

[メイン]GM : 決して豪華な食事や寝床があるわけではない。

[メイン]GM : だが、二人はなんだか満たされた気持ちになっていた。

[メイン]GM : 質素な夕食を終え、質素だが居心地のいい場所で、二人はしばしの休息を取ることができた。@

[メイン]GM : ---------------------

[メイン]GM : 野営の準備を終え、食後の腹ごなしが済む頃には、もうとっぷりと日が暮れています。
暗闇があたりを包み、空には星が輝いています。
あたりを照らす焚き火の光は、時折吹き込む風でぱちぱちと音を立てて爆ぜています。

[メイン]GM :
廃墟の村に漂う空気は花と草の水っぽく甘い香りで満たされていて、呼吸するたびに、旅に疲れた身体に染みこんでくるかのようでした。
穏やかに、静かに流れる時間のうちに、眠気が忍び寄ってきます。思わずうとうとと微睡んでしまうかもしれません……。

[メイン]火燐蝶 : 火燐蝶

[メイン]GM : と、再び焚き火が爆ぜるとともに、不思議なものを目にします。焚き火から飛び出た火の粉が蝶のかたちになり、きらきらとオレンジの燐光を後に引きながら飛んでいくのです。
外を見ると、村一面の花畑から次々とこの蝶が飛び立ち、低く宙を舞っている姿を目にすることができます。

[メイン]GM : この蝶に触れようとしたならば、掌に一瞬の熱を残して、火の粉と散ってしまいます。

[メイン]GM : もしも捕獲を試みるならば、魔法の助けが必要でしょう。チャレンジしてみてもかまいません。@

[メイン]フィニアン : ラピスが燃えないように警戒しながら、でも気になるので捕獲をこころ見ます。@

[メイン]ラピスラズリ : ラピスは基本的に好奇心旺盛なので、「見てみて!燃えてるちょうちょだよ!」とか言って、迂闊に近付こうとしてしまうと思います。@

[メイン]フィニアン : 「あっ……ばか…!」

[メイン]フィニアン : そう言ってあまり近づけないように後ろから抱きしめます。

[メイン]フィニアン : 「燃えるかもでしょ…?」

[メイン]フィニアン : @

[メイン]GM : 【チャレンジ】

[メイン]フィニアン : 3d6 (3D6) > 9[4,2,3] > 9

[メイン]GM : ヴィジョン:魚、犬、鹿

[メイン]コイントス : x3 1D2 1表2裏 #1 (1D2) > 1 #2 (1D2) > 1 #3 (1D2) > 1

[メイン]GM : 「小さな魔法」か、「特徴」を使った成功要素の提案が必要です。

[メイン]フィニアン : 小さな魔法でしたら、「鹿のヴィジョン」と「魚のヴィジョン」を使いたいです。

[メイン]フィニアン : 鹿は草食動物です。
ですので植物をツノから出せると言うことで、ツノから植物を生やしすこし大きなランタンを作ります。
中央には小さめの花束を咲かせておきます。

[メイン]フィニアン : そして、魚から水を出したのでそれの応用を使います。

[メイン]フィニアン : ランタンの内部の壁を薄い水の膜で覆うことで燃える心配とランタンから出ていく心配は入りません。

[メイン]フィニアン : とう感じです。@

[メイン]GM : 承認します。

[メイン]フィニアン : 1d6 (1D6) > 4

[メイン]ラピスラズリ : 1d6 (1D6) > 5

[メイン]GM : 成功です!

[メイン]GM : では、火燐蝶の捕獲を試みる→小さな魔法を使う→捕獲成功

[メイン]GM : というながれのRPをおねがいします!@

[メイン]ラピスラズリ : 「見てみて!燃えてるちょうちょだよ!」と言って、迂闊に近付こうとします。@

[メイン]フィニアン : 「もう…ばーか」

[メイン]フィニアン : 「僕を見てて」

[メイン]フィニアン : 「捕まえるから」

[メイン]フィニアン : そう言うと静かに呟き出します。

[メイン]フィニアン : 「ディア ピアンタ ラテルネブルーメンシュトラオス

[メイン]フィニアン : そして続けて

[メイン]フィニアン :

[メイン]フィニアン : 「ヴィッス ヴァダー ヴァント」

[メイン]フィニアン : と言いました。
今の言葉に直すと『鹿 植物 ランタン花束』と言う意味と『魚 水 壁』と言う意味です。

[メイン]フィニアン : 一つ目の魔法を唱えるとどこからか鹿が現れ、その立派なツノから花束を咲かせます。

[メイン]フィニアン : 火燐蝶は数匹その花束に集まり出します。
するとツノから今度は幹や蔦系の植物が生えてきて、ランタンの形になりました。

[メイン]フィニアン : ランタンの形が作られている間に使われた二つ目の魔法により、水でできている半透明の魚が出てきてフィニアンの周りを泳いでいます。

[メイン]フィニアン : そして空中で魚が跳ねたと思うとランタンの内側に薄い水の膜ができていました。

[メイン]フィニアン : 火燐蝶は暖色系ですが、羽の方から青のグラデーションがかかっています。
個体差はあるようですが、そのグラデーションのおかげなのか水の膜はシャボン玉のような輝きがあり、とても綺麗なランタンが出来上がりました。

[メイン]フィニアン : 「…もう大丈夫」

[メイン]フィニアン : そう言って鹿をひと撫でしたあとランタンを持ちます。
そうすると役目を終えたからなのか鹿のヴィジョンは消えていきました。

[メイン]フィニアン : それを見届けたあとそのランタンをラピスの方に近づけます。@

[メイン]ラピスラズリ : 目を見張って差し出された美しいランタンに顔を近づけます。

[メイン]ラピスラズリ : ラピスの顔には、蝶の羽根の動きに合わせて揺らめく炎でできた陰影と、シャボン玉のような水の膜を通して出来た虹色の煌めきが映っていました。

[メイン]ラピスラズリ : 「きれいだねぇ……。」

[メイン]ラピスラズリ : いつもはおしゃべりなラピスでしたが、心から感動したときには言葉が出ないのかも知れません。

[メイン]ラピスラズリ : @

[メイン]フィニアン : その様子を見て魔法を使えてよかったと嬉しく感じています。@

[メイン]GM : --------------------

[メイン]歌声 : 歌声が聞こえる

[メイン]GM : ふたりは、どこからかか細い歌声が聞こえてくるのに気がつきます。
どこか悲しみを含んで優しげに響く、女性の声です。それは愛しい人を待ちわびる歌でした。

[メイン]GM : この歌の出所を探すために、チャレンジを行ないます。
また、歌声を無視することを選ぶこともできます@

[メイン]フィニアン : 「歌が…」

[メイン]フィニアン : @

[メイン]ラピスラズリ : 「うん、ボクにも聴こえる!」きょろきょろ@

[メイン]GM : 【チャレンジ】歌の出所を探す

[メイン]GM :
このチャレンジは成功するまで再挑戦することができますが、失敗の回数が嵩むとタイムリミットが来てしまうことに気をつけてください。
具体的に言うと、2回失敗したらタイムリミットが来ます

[メイン]GM :
2. ヴィジョンの決定

[メイン]フィニアン : 3d6 (3D6) > 13[3,4,6] > 13

[メイン]GM : ヴィジョン:犬、鹿、鼠

[メイン]GM : 3. パスの決定

[メイン]コイントス : x3 1D2 1表2裏 #1 (1D2) > 1 #2 (1D2) > 2 #3 (1D2) > 1

[メイン]GM :
4. パスの提案

[メイン]フィニアン :

[メイン]フィニアン : (技能:鋭敏感覚)を使って歌声の発生場所を特定しようとします。

[メイン]ラピスラズリ : 残念ながら今回ラピスはあまり向いている要素が無いようです……。強いて言えば(観察)くらい?@

[メイン]GM : 鋭敏感覚+相棒が観察にて補助、という形で承認します!

[メイン]フィニアン : 1d6 (1D6) > 2

[メイン]ラピスラズリ : 1d6 (1D6) > 3

[メイン]GM : 成功です!

[メイン]GM : ---------------

[メイン]フィニアン : 「こっちか…?」@

[メイン]ラピスラズリ : 「そうだね、こっちから聴こえる!……こっちの道を通れば歌ってる人のところに行けそうだよ。」

[メイン]ラピスラズリ : 村の小径を指し示して、一緒に行こうと導きます。しっぽをぶんぶんと振る子犬のように。@

[メイン]GM : 歌に導かれ、あなたたちは足をすすめる。

[メイン]GM : 声は次第にはっきり聞こえるようになる。@

[メイン]GM : ------------------------------

[メイン]GM : 再開22:40

[メイン]GM : --------------------

[メイン]墓場の幽霊 : 墓場の幽霊

[メイン]GM : 歌声に導かれたふたりは、丸い墓石が整然と並べられた、村のはずれの墓地に辿り着きます。
かつて村を襲った火の手はここまでは届かなかったのに違いありません。
墓石は焼け焦げもなく、苔むしています。火燐蝶の姿はここにはほとんど見られません。
相も変わらず、蔦と草花だけは旺盛に茂っていますが……。

[メイン]GM : 歌声は、墓地の真ん中に佇む大きな柳の木のほうから聞こえてきます。
その下には、質素な白いドレスを身に纏い、髪も肌も白い女性の姿がありました。

[メイン]GM : その姿は月光のように朧気に光を放っています。彼女は柳の下に腰を下ろして歌いながら、手遊びに蔓花を摘んでは花かんむりを編んでいるようです。

[メイン]GM :
その女性は明らかにこの世のものではない、幽霊でした。
幽霊とは、かつての人の思いが染みついた場所に現われる魔法の存在です。幽霊はぼんやりと過去の出来事を再現するだけのもの、自ら意思をもって生きている人にかかわろうとするものなど、それぞれに個別の性質を持ちます。

[メイン]GM : 悪い場合には、恨みをもって未練を晴らそうとしているものもいます。

[メイン]GM : この女性の幽霊の場合は、一見したところでは特に危険な雰囲気は感じません。憂いを帯びた美しい顔立ちをしています。

[メイン]GM : 幽霊は、まだあなたたちには気がついていないようです。
どうしますか?行動によってはチャレンジが発生します。@

[メイン]フィニアン : 「どうする……?」

[メイン]フィニアン : そうラピスに問いかけます。

[メイン]フィニアン : そしてしれっとラピスの腕を掴んでいます。
ですのでラピスが一人でに女性に近づくのは難しいかもしれないです。@

[メイン]ラピスラズリ : 「きれいな歌声だね~。」

[メイン]ラピスラズリ : 大道芸や人間の芸事が大好きなラピスは耳を澄ませて歌声を聴いています。

[メイン]ラピスラズリ : 「でもこの歌は恋人を待ちわびる歌。あの人も誰かの事を待っているのかな?」

[メイン]ラピスラズリ : ラピス的には見つかっても構わないので、彼女の方をよく見ようとします。

[メイン]ラピスラズリ : 見つかったらそれを幸い「こんばんは♪」と話し掛けると思います。@

[メイン]フィニアン : 腕を掴んでいるので勝手に近づかないだろうと一安心していてそこまできが回っていないです。@

[メイン]GM : 幽霊の女性は、ラピスラズリの視線に気がついたようです。

[メイン]GM : 女性の幽霊は、ハッと顔を上げてふたりの方を見ます。

[メイン]GM : 振り返ったその顔は喜びを湛えていたように見えましたが、すぐに落胆の色に変わります。

[メイン]GM : 「あなた達はだれ?」と、彼女は尋ねてきます。
どうやら、当然ですが、彼女の待ち人はふたりではないようです。

[メイン]GM : 彼女ともっと話すこともできますし、このまま立ち去ることもできます。@

[メイン]ラピスラズリ : 「こんばんは♪すてきな歌声ですね。邪魔をしてしまったなら謝ります!」

[メイン]ラピスラズリ : 「あ、そうそうボクたちの事でしたね。ボクはラピスラズリ。こちらは魔女のフィニアン。決して貴女に危害を加えるつもりなんかこれっぽっちもありません。」

[メイン]ラピスラズリ : 敵意がないことを示すように、にこやかな表情で両手を広げて話し掛けます。@

[メイン]GM : 敵意がないということは彼女には伝わっているようだ。

[メイン]幽霊 : 「……」

[メイン]幽霊 : 「…私は待っているの。ずっと、ずっと」

[メイン]GM : 幽霊は、あなたたちにはあまり関心が無いのか、花冠を編み続けている。@

[メイン]フィニアン : 黙ってじっと女性を見つめています。@

[メイン]ラピスラズリ : 「待っている……そしてその花冠。それは貴女の想い人へのプレゼントですか?」

[メイン]ラピスラズリ : デリカシーというものはまだラピスには備わっていない様です。@

[メイン]GM : 幽霊は、ぽつりぽつりと話し始める。

[メイン]GM : ただし最初に断っておくと、幽霊の記憶は多くの場合は(この世に留まったかけらにすぎないため)曖昧なものです。

[メイン]GM : そして内容は、彼女の主観的なものでしかありません。すべてが本当のことかどうかはわからないことに気をつけて聞いてください。

[メイン]幽霊 :
「私はもともと、なんの変哲もない、この村で生まれた娘だった」

[メイン]幽霊 : 「暮らしは大変だったけれど、なんとかやっていたわ。けれど、成長するにつれて、私は美人だと評判になり始めたの」

[メイン]幽霊 : 「領主の息子が評判を聞きつけて会いに来て――私たちは恋に落ちたわ」

[メイン]幽霊 : 花冠を編む手が止まる。

[メイン]幽霊 : 「だけど、問題があったわ。あの人には許嫁がいたの」

[メイン]幽霊 : 「領主である父も、その約束を違えることは許さなかったわ」

[メイン]幽霊 : 「あの人は、私は……だから、一緒になって村から逃げることにしたの。駆け落ちよ」

[メイン]幽霊 : 冠を編んでいた手が握りしめられる。

[メイン]幽霊 : 「あの夜、私はこの墓地で待っていた。あの人が迎えに来てくれるのを」

[メイン]幽霊 : 「それなのに、待てど暮らせどあの人は現われなくて、そして、村に火の手が上がったのを見たわ」

[メイン]幽霊 : 「…それだけ。それからずっと、私は待っているの。ずっと、ずっと」

[メイン]GM : 以上が、幽霊の話です。

[メイン]GM : 何か聞きたいことがあれば聴いてくださってもかまいませんが、これ以上の情報は幽霊からは出ては来ないでしょう。

[メイン]GM : 取りたい行動、したいRPがあれば、それを行ってください。

[メイン]GM : 区切りのいいところで「インスピレーション」にうつります。@

[メイン]ラピスラズリ : ニンゲンの事にはうといラピスですが、この手の悲劇はゴシップの定番です。

[メイン]ラピスラズリ : きっと彼女には悲しい出来事が起きたのではないかと感じると思います。

[メイン]ラピスラズリ : 彼女の死因に関する兆候(首筋に縄のあと、刺し傷、など)が見られないかと、彼女の外見を(観察)したいです。

[メイン]ラピスラズリ : @

[メイン]フィニアン : 何も話さずじっと見つめています。

[メイン]フィニアン : (鋭敏感覚)または(目星)で彼女の服に油の跡や血の跡がないか見たいです。@

[メイン]GM : あなたたちに敵意はないということが解っているからでしょうか。彼女は、特にあなたたちの視線を気にしてはいないようです。

[メイン]GM : 幽霊の女性の胸には、深い傷痕がありました。鋭利な剣のような刃物で刺し貫かれたら、このような傷がつくでしょう。とすれば、彼女は、何者かに殺害されたのでしょうか。
本人は、死んでしまった今となってはもはや傷みもないのか、平然としています@

[メイン]ラピスラズリ : 「フィニアン、ボク、悲しいメロドラマの事を思い出しちゃった……。」

[メイン]ラピスラズリ : 「婚約者がいる偉い身分の男って、遊びで付き合った身分の低い女性が邪魔になると、その存在を消そうとする、なんて話がよくあるんだ……。」悲しそうな表情で。@

[メイン]フィニアン : 「…………そう……」

[メイン]フィニアン : 悲しそうな顔をするラピスに目線を向け、そっと手を握ります。

[メイン]フィニアン : 「でも、僕たちに

[メイン]フィニアン : できることはない…」@

[メイン]ラピスラズリ : 「そう、だよね……。」うつむく

[メイン]ラピスラズリ : 「でも、こうして永遠にやって来ない恋人を待ち続けるのって、とっても悲しい寂しいことじゃない?」

[メイン]ラピスラズリ : 「それに、こうして魔女とその相棒のボクたちがここにやって来たのも偶然じゃなくって、何かの必然、運命かも知れないよ?」

[メイン]ラピスラズリ : 「本当にボクたちに何かできることって無いのかな?」

[メイン]ラピスラズリ : 「魔女だったフィニアンのおじいちゃんがここにいたら、彼女のために何をしたかな?」

[メイン]ラピスラズリ : 所詮他人事でしかありえない、しかもこの現象によって誰かに迷惑や損害がかかっているわけでもない、そんな冷静な判断はラピスには思い付いてもいない様です。

[メイン]ラピスラズリ : 人形であるというのに感情的になって、フィニアンの眼を見ながら問い掛けます。@

[メイン]GM : ------------------------------------

[メイン]GM : 【インスピレーション】
インスピレーションは、旅人の洞察力を示す場面です。
ここまでにふたりが体験した事柄について、それらがどういう意味をもっていたのか、プレイヤーが解釈していきます。
魔女と相棒にそれぞれプレイヤーがいる場合は、一旦、お互いに相談しないままそれぞれの項目について解釈を考えてから、それぞれの解釈を出し合ってください。
ふたりが目にしなかった項目については解釈しません。

[メイン]GM : GM は、魔女と相棒のプレイヤーにアドバイスをして、相談をまとめてください。
まとまらない場合は、議論が白熱しすぎる前に止めて、コイントスで決めます。
解釈とまとめが終わったら、「コンフリクト」に進みます。

[メイン]GM : 火燐蝶
・火燐蝶はどのような存在だったのでしょうか?
村の火災
・村にはかつて火災に見舞われた痕跡がありました。なにが原因だったのでしょうか?
墓地の幽霊
・墓地の幽霊は何者だったのでしょうか? 話をしていたなら、その話の真偽も解釈してください。彼女の想い人はどうなったのでしょうか?
幽霊の死因
・墓地の幽霊はなぜ死んだのでしょうか?

[メイン]インスピレーション : インスピレーション

[メイン]GM : ----------------------------

[メイン]GM : 火燐蝶
・火燐蝶はどのような存在だったのでしょうか?

[メイン]フィニアン : 火災で死んだ人達の魂のかけら

[メイン]ラピスラズリ : 花冠を編む村娘の遺志で永遠に咲き続ける花々。
そこに寄って来た蝶たちに、殺され焼かれた村人たちの無念が宿った存在。

[メイン]GM : 【まとめ案】花に寄ってきた蝶を模して、火災で死んだ人たちの魂のカケラが火燐蝶という姿になった。

[メイン]GM : 村の火災
・村にはかつて火災に見舞われた痕跡がありました。なにが原因だったのでしょうか?

[メイン]フィニアン : 領主の息子が幽霊になった女性を弄び、邪魔になったので殺した。それを知った女性の村人達が領主に理不尽だと感じたので反乱を起こした。村に領主が反乱を鎮圧するために兵士を向かわした。しかし、村人達は農具を手に果敢に立ち向かった。あまりにも村人達は粘り強く、領主側の消耗も激しかったので村を焼き払うと言う強硬手段にでた。

[メイン]ラピスラズリ : 村娘の想い人の父である領主が遣わした兵士によって火を掛けられた。
単に彼女が殺害されたのではなく、村全体を襲った不幸による被害者の一人であると誤魔化すため。

[メイン]GM : 墓地の幽霊
・墓地の幽霊は何者だったのでしょうか? 話をしていたなら、その話の真偽も解釈してください。彼女の想い人はどうなったのでしょうか?

[メイン]フィニアン : 領主の息子に弄ばれた可哀想な女性。
想い人(領主の息子)は彼女のことを忘れて暮らした。

[メイン]ラピスラズリ : 領主の息子に見染められた村娘。

話の内容はほぼ真実だと考える。
彼女の想い人である領主の息子は、父親である領主に言い含められて婚約者と結婚した。
村娘との恋愛が真実であったかどうかに関わらず。

[メイン]GM : 幽霊の死因
・墓地の幽霊はなぜ死んだのでしょうか?

[メイン]フィニアン : 領主の息子に対して女性が本気になった。しかし息子には婚約者または妻がいたため女性が邪魔になり胸を刺されて無惨にも殺されてしまった。

[メイン]ラピスラズリ : 彼女の想い人の父である領主が遣わした兵士による「刺殺」。
彼女には「鋭利な剣のような刃物で刺し貫かれた深い傷跡」がある。
人を刺し貫くほどの剣は村人の持ち物ではない。

[メイン]GM : ----------------------

[メイン]GM : 【コンフリクト】
先ほどの解釈をもとに、魔女と相棒のとるべき行動を決めます。次の手順で行ないます。

[メイン]GM : 1. プロット
解釈をもとに、「ふたりがいなかったら/ なにもしなかったら」物語はどのような結末を迎えるのかを全員で話し合って決めます。
このシナリオでは、幽霊の女性がどうなるのかが焦点になるでしょう。

プロットについては、GM が最終的な決定権を持ちます。

[メイン]GM : 廃墟は経年劣化によって崩れ、想い人を待つ幽霊と花畑と火燐蝶がこの地に残り続ける。村の看板もいつか朽ち、「ニル」という名前の村は存在自体が忘れ去られる。
幽霊の女性はそのままずっと、名も無き土地に残り続ける@

[メイン]ラピスラズリ : 特に変化なし。
幽霊の彼女は永遠に来ない想い人を待ちわびる歌を歌い続ける。
廃村に咲く花も、廃墟が朽ち果てても永遠に咲き続ける。

[メイン]フィニアン : 幽霊となり魔法のような存在にまでなってまでも彼女は想い人を待ち続けていた。それはこれからもくるはずのない想い人を待ち続けることとなるだろう。
枯れない花と火憐蝶とともに。

しかしいつしかその曖昧な記憶すら忘れ、想い人の存在を忘れるだろう。
それでも消えることのない彼女はなぜ歌っているかもわからずただ歌い続けていくだろう。@

[メイン]GM : 幽霊となり魔法のような存在にまでなってまでも彼女は想い人を待ち続けていた。それはこれからもくるはずのない想い人を待ち続けることとなるだろう。
枯れない花と火憐蝶とともに。
いつしか廃墟は朽ち果て、「ニル」という村の名前は忘れ去られる。

しかしいつしかその曖昧な記憶すら忘れ、想い人の存在を忘れるだろう。
それでも消えることのない彼女はなぜ歌っているかもわからずただ歌い続けていくだろう。@

[メイン]GM : 2. 介入orそのまま去る
ふたりが望むならば、プロットで示された未来に介入して、物語の結末を変えようと試みることができます。
GM は、ふたりの希望に応じてチャレンジを行なわせたり、大きな魔法を行使させたりしてください。
幽霊の女性を想い人と引き合わせる、幽霊の女性を消滅させるなどをしたい場合は、大きな魔法になります。@

[メイン]GM : 介入

火燐蝶のカンテラを光源にした影絵芝居を演じる。

ハッピーエンドの絵空事、物語を見せてあげる。
ストーリーは、村娘と領主の息子の悲恋の物語。
村娘は思い出の花で編んだ花冠を
領主の息子は思い出の花の押し花で作ったお守りを
今でも、いつまでも、同じ星空を見上げながら胸に抱いている……という内容。
クライマックスではおじいちゃんの形見の星型のバッジを使って一面の星空を演出。

[メイン]GM : --------------

[メイン]GM : 22時35分再開

[メイン]GM : -----------------

[メイン]GM : 【チャレンジ】
火燐蝶のカンテラを光源にした影絵芝居を演じる。

[メイン]GM : 1. チャレンジの開始
GMは、PC達がチャレンジに失敗するか、チャレンジに挑まなかった場合にどうなるのかを説明します。

[メイン]GM : 「プロット」で考えた結末となります。

[メイン]GM : 2. ヴィジョンの決定

[メイン]フィニアン : 3d6 (3D6) > 6[3,1,2] > 6

[メイン]GM : ヴィジョン:鳥、魚、犬

[メイン]GM : 3. パスの決定

[メイン]コイントス : x3 1D2 1表2裏 #1 (1D2) > 1 #2 (1D2) > 2 #3 (1D2) > 1

[メイン]GM : 現在のパス:2

[メイン]GM : 4. パスの提案
魔女と相棒は、それぞれの能力を活用して、チャレンジを成功に導く要素、すなわち成功要素を提案し、パスをふやします。

[メイン]ラピスラズリ : ラピスは「特徴:変身」を活かして、舞台上での様々な役に早変わりをします。
しかも技能(愛らしい)があるので、とても魅力的な舞台になると思います(言い切り!@

[メイン]フィニアン : 鳥には空を飛ぶので風を操れると思います。
ですので影絵芝居中に演出として花冠と同じ花を空中に舞わしてもらいます。
そして今度はシャボン玉くらいの大きさの水の膜を出し、幻想的な雰囲気を演出したいです。@

[メイン]GM : ラピス君の「変身」を用いた演じ分けと、フィニアン君のちいさな魔法を使った演出で、パス1承認です。

[メイン]GM : 現在のパス:3

[メイン]GM : 5. 運試し
成功要素の提案が終わったら、いよいよチャレンジの成否を決めるために運試しをします。
魔女と相棒のプレイヤーは、それぞれ「1d6」を振ってください。@

[メイン]フィニアン : 1d6 (1D6) > 6

[メイン]ラピスラズリ : 1d6 (1D6) > 3

[メイン]GM : 成功です!

[メイン]GM : 6. 結果の描写

[メイン]GM : -------------------

[雑談]コンフリクト :

[メイン]GM : 魔女と相棒は、火燐蝶のカンテラを光源にした影絵芝居を演じる。

[メイン]GM :
ハッピーエンドの絵空事の物語。

[メイン]GM : ストーリーは、村娘と領主の息子の悲恋の物語。

[メイン]GM : 村娘は思い出の花で編んだ花冠を

[メイン]GM : 領主の息子は思い出の花の押し花で作ったお守りを

[メイン]GM : 今でも、いつまでも、同じ星空を見上げながら胸に抱いている……という内容の劇。

[メイン]GM : ラピスラズリは、変身しながらそれぞれの役を器用に一人で演じ分ける。

[メイン]GM : また、劇の要所要所に、フィニアンが魔法を使った演出を入れる。

[メイン]GM : 鳥のヴィジョンで風を起こし、花びらを舞わせる。

[メイン]GM : 魚のヴィジョンを使って泡を作り、それを風に乗せて舞わせる。

[メイン]GM : 火燐蝶の明かりは幻想的に周囲を照らし、影絵は夜の花畑を幻想的に彩る。

[メイン]GM : たとえ、観客が1人しかいなくても。

[メイン]GM : クライマックスでは、おじいちゃんの形見の星型のバッジを使って一面の星空を演出する。

[メイン]GM : 彼女は、少しでも笑ってくれるだろうか。

[メイン]GM : 自分たちは果たして、彼女の心に何かを残せただろうか。

[メイン]GM : 劇を終えたあなたたちが、彼女を見る。

[メイン]GM : 幽霊は、微笑んでいた。

[メイン]GM : 幽霊の記憶は、時と共に薄れて曖昧になっていく。

[メイン]GM : しかし、記憶が消えても花冠や火憐蝶を見るたびに、彼女は何かを思い出すだろう。

[メイン]GM : そして彼女は、恋の歌を歌うかもしれない。

[メイン]GM : 彼女の表情を見て、あなたたちはそう思った。@

[メイン]ラピスラズリ : 舞台を終えて、ラピスとフィニアンは客席の前に立ち、お互いの顔を見合わせた後、たった一人の観客に向けて深々とお辞儀をした。

[メイン]ラピスラズリ : 「ご鑑賞いただきありがとうございました!」

[メイン]ラピスラズリ : やりきった満足感と、それにも増して観客の表情から伝わる思いに、その表情は晴れやかなものだ。

[メイン]ラピスラズリ : 「……で、ボクたちのお芝居いかがでしたか?」

[メイン]ラピスラズリ : 言わなくてもいい言葉を言ってしまうのはラピスの悪い癖である。@

[メイン]フィニアン : ラピスと一緒にお辞儀をしたあとに

[メイン]フィニアン : 「ご鑑賞いただきありがとうございました」

[メイン]フィニアン : いつもより少し大きめな声でそう言いました。

[メイン]フィニアン : 普段行う旅費集めも兼ねている今よりも簡易的な劇の場合はすぐに感想を聞きにいくことを咎めるのに、今回はフィニアンも

[メイン]フィニアン : 感想が気になるのかラピスを止めることをせずにどこかソワソワしている様子です。@

[メイン]幽霊 : 「……」

[メイン]幽霊 : 幽霊は、沈黙している。しかし、その表情は微笑んでいるのが、あなたたちにも解る。

[メイン]幽霊 : 幽霊がそっとまぶたを閉じる。

[メイン]幽霊 :

[メイン]GM : そのとき、魔女であるフィニアンの瞳に、幽霊の周囲を漂っている「想いのカケラ」が映る。

[メイン]GM : それは、幽霊を形作っている「想いのカケラ」。

[メイン]GM : そこに、フィニアンが「小さな魔法」を使うために力を借りた「想いのカケラ」たち…

[メイン]GM : 鳥や魚のヴィジョンが、寄り添うように漂っていく。

[メイン]GM : そして、幽霊を形作る「想いのカケラ」が、少しだけ色を変える。

[メイン]GM : ささやかに、ほんの少しだけ。

[メイン]GM : フィニアンには、そんな風に見えた。@

[メイン]ラピスラズリ : 返事のない彼女に予想は付いていたがやっぱり少し落胆しながら、残念だったねと彼の顔を見る。

[メイン]ラピスラズリ : 「フィニアン、どうしたの?」

[メイン]ラピスラズリ : フィニアンはラピスには見えない何かが見えている、そんな様子だった。@

[メイン]フィニアン : 驚いたような雰囲気を出しました。そして、

[メイン]フィニアン : ラピスに向けて「彼女も喜んでくれたみたいだ」とそう伝えます。

[メイン]フィニアン : そういうと静かに微笑みます。@

[メイン]ラピスラズリ : その言葉とフィニアンの表情に、ラピスも満面の笑顔を浮かべます。

[メイン]ラピスラズリ : 「ありがとうございました!」もう一度観客の彼女に深く一礼をするとスキップで舞台袖に下がります。

[メイン]ラピスラズリ : 「さぁて、撤収しちゃいますか~♪」鼻歌交じりにお片づけを始めます。@

[メイン]フィニアン : ラピスが片付け始めるのをみてフィニアンも彼女に向かって軽く一礼して、片付けを手伝います。@

[メイン]ラピスラズリ : 舞台裏でフィニアンに「良かったね!」とウィンク@

[メイン]フィニアン : 「ん」

[メイン]フィニアン : 疲れが出ているのかただ一言そう言ってラピスの頭を人なでして片づけに取り掛かります@

[メイン]GM : あなたたちが舞台を片付ける姿を、幽霊は笑みを浮かべて見詰めていた。

[メイン]GM : 手は、花冠を編み続けている。

[メイン]GM : まるで、目に見えない何かを編み込もうとしているかのように。

[メイン]GM : そのとき、遠くで鳥が鳴く声がした。

[メイン]GM : 同時に、山の端から光が一条差し込む。

[メイン]GM : 朝日だ。

[メイン]GM : あなたたちがそう思う刹那、幽霊の姿は薄れていく。

[メイン]GM : それはみるみる風景を透き通らせ、わずかな時間でラピスラズリには幽霊の姿は見えなくなってしまった。

[メイン]GM : フィニアンにも、想いのカケラだけが見えている。しかし、それはもう幽霊の姿ではない。

[メイン]GM : 花になり、蝶になり、姿を変えながら、周囲を漂っていた。

[メイン]GM : いつか、長いときが流れた後、この地の廃墟は崩れ去っているだろう。

[メイン]GM : 「ニル」という村の名前も、いつか消えてしまうだろう。

[メイン]GM : だが、この地を通る者は、耳にする。

[メイン]GM : 悲しい歌を歌う女の声を。

[メイン]GM : 燃える蝶を目にする。

[メイン]GM : しかし、時折、違う歌を耳にする者がいる。

[メイン]GM : それは、よく聞いてみると、恋の歌だったと、耳にした者はいう。

[メイン]GM : 誰がそれを歌っているのか。この地で何があったのか。

[メイン]GM : それを知るものは、そのときはもういなくなっているだろう。

[メイン]GM : もしかしたら、その歌に心慰められる者が、いつか現れるのかもしれない。

[メイン]GM : だが、あなたたちにそれを確かめるすべはない。

[メイン]GM : なぜなら、あなたたちは旅人なのだから。@

[メイン]フィニアン : 「朝…だね」

[メイン]フィニアン : そうポツリと呟きます。@

[メイン]ラピスラズリ : 「うん、朝だね!」

[メイン]ラピスラズリ : 「あの女の人は消えちゃったけど、ボクたちのお芝居、きっと喜んでくれてたよね?」@

[メイン]フィニアン : 「もちろん

[メイン]フィニアン : だって僕とラピスが今できる精一杯のお芝居をしたのだから…」

[メイン]フィニアン : 「喜んでくれたよ」

[メイン]フィニアン : 「………次はどんな景色が見れるかな…」@

[メイン]ラピスラズリ : 「そっか!やっぱり喜んでくれてたよね。……これってとっても嬉しいことだね。」

[メイン]ラピスラズリ : 「次も、その次も、これからは誰かに出会ったり不思議な事に遭ったりしたら、こうしてボクらでお芝居をしない?」

[メイン]ラピスラズリ : 「それがボクらが今できる精一杯のことだと思うし、そうしていくうちに、フィニアンのおじいちゃんみたいな立派な魔女に近付ける、そんな気もするんだよね!」にこにこ@

[メイン]フィニアン : 「世界中の景色を見て回るんだ……」

[メイン]フィニアン : 「きっと今日みたいな出来事もたくさん起きる」

[メイン]フィニアン : 「きっとまた美しい景色が見れるのでろうね…」@

[メイン]ラピスラズリ : 「うん、今からもう楽しみでわくわくしちゃうよ!」

[メイン]ラピスラズリ : 「フィニアン、これからもよろしくね!」@

[メイン]フィニアン : 「ん」

[メイン]フィニアン : 「この旅に最後まで付き合ってもらうから」

[メイン]フィニアン : できてはいませんが、微笑みではなくニコニコと笑いここから先も続く旅に心踊らせています。@

[メイン]GM : あなた達の旅は続く。

[メイン]GM : この先、あなたたちがどんな景色と出会うのか。

[メイン]GM : それはまだ、誰も知らない。

[メイン]GM : フラジャイル・フラグメンツ『ニル、花盛りの廃墟』
 
【The END】

[メイン]GM : 【旅の記録】
コンフリクトが終わったら、物語の結末が語られ、一件落着となります。
ふたりはこの地を離れて、再び旅の空を行くことになるでしょう。

[メイン]GM : 最後に、旅の記録をつけてシナリオを終わります。
シナリオ中にふたりが見た物や、手にした物の中から思い出の品を1 つ指定します。なにかを取り上げて、加工や細工を施すことにしてもかまいません。

[メイン]GM : 思い出の品:火燐蝶のカンテラ

[メイン]system : [ フィニアン ] 思い出の品 : 1 → 2

[メイン]GM :
次に、シナリオの場所と出来事を手短にまとめて、思い出の品にまつわるエピソードとして記録してください。
旅の記録が終われば、シナリオは終了です。お疲れ様でした。

[メイン]幽霊 : 普通

[メイン]幽霊 : 差分

[メイン]GM : 4
屋根が崩れ落ちた廃屋。抜けた天井を透かして暮れかけの空が見えます。
床板は長年の雨風で腐りかけて、ひび割れに植物が芽吹いています。
片隅には白い破片が散乱しており、どうやらそれは骨のかけらです。@

[メイン]GM : →敵対的に振る舞う
女性の幽霊に対して敵対的に振る舞う、たとえば、脅しつけたり、攻撃を仕掛けたりといった行動をとるならば、チャレンジを行ないます。
このチャレンジに成功したら、幽霊の女性は恐怖の叫びをあげて逃げ惑い、夜の闇の中に溶け消えてしまいます。
失敗したら、女性は怖ろしい形相を向け、ふたりに「あっちへ行け!」と叫びます。その叫びはふたりの心に超自然的な恐怖を植え付けます。@