◆注意事項
この記事は、ケダモノオペラ『最期の帰郷』(公式体験シナリオ)のネタバレを含みます!
◆権利表記
※ 本作は、「著:池梟リョーマ/アークライト、新紀元社」が権利を有する『ケダモノオペラ』の二次創作作品です。(C)アークライト/新紀元社/池梟リョーマ 「ケダモノオペラ」
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[other]ヴィクトリア・エンプレス : てすとてすと
[other]ランバス・ヘクサイェーガー : てす~と
[main]マスター : 今回は「最期の帰郷」
マスターはすみれです、よろしくおねがいします。
[main]マスター : 開始前に、ちょっとだけPL,ケダモノの紹介をお願いします!
[main]マスター : 名前の五十音順にしましょうか
[main]ヴィクトリア・エンプレス : こんばんは。
福が笑うと書いて福ヶ笑(ふくがわ)です。
積みルルブおじさんです。
[other]マスター : この色のそろいかた、、マスター見たことある!
[main]ヴィクトリア・エンプレス : ケダモノオペラ大好き~!
「少年と絵」という体験シナリオを回しまくっていますが、PLは数えるほどしか遊べていないので、今日は楽しみにして参りました。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : よろしくお願い致します~@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : うおおお~~~88888888888
[main]マスター : 👏
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 本日連れて参ったケダモノはラハブのヴィクトリア。マッチョな海賊おネェです。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 慈愛のケダモノで、ニンゲンの事を「カワイイわねぇ♡」と鑑賞しています。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : わたあめさんのメルカバさんとは「盟約の群れ」で、迷惑を掛けられない限りは非干渉で、くらいのゆるい繋がりかなぁと思っています。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : よろしくお願い致します~@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : ごきげんよう。
わたあめやくみです。
ルルブ作りお兄さんです。
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : ケダモノオペラは2回目くらいだと思います。
ま~じでこのゲームよき。
ケダモノオペラからしか得られない養分を得るぞ!!
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : PL紹介、以上!
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : さてさて。今宵、あいまみゆるケダモノの名はランバス・ヘクサイェーガー。
無垢なる笑みの下に隠したるは、穢れなき乙女への狂おしき執着。
喰らえば喰らうほど、鋼の肉体は乙女の柔肌へと還ってゆく。
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 審美のケダモノで清らかな乙女以外は穢れた魔女と呼び、浄化と称する過程を踏まないと食べないよ!
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 現代的に言えば極めて拗らせた処女厨。でもここは神話や童話の世界だから!美しき獣として舞台にあがることができるのです
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : ヴィクトリアお姉さんとは、互いの欲望のベクトルが違うのをいいことに、上手く協力関係を結ぶことができてる気がします!
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 以上!!!
[main]マスター : お二人ともありがとうございます!
[main]マスター : どんな物語になっていくのか…楽しみですね。
[main]マスター : ではこれから、舞台設定の説明に参ります。
[main]むかしむかし … : 剣と魔法の世界。
皇太子と大公が玉座をめぐり争っている王国……架空の中近世。
人間の愚かさは、むかしむかしから変わらぬもの。
王位継承をめぐる内戦の最中――
兵士たちのむくろが打ち捨てられた戦場。
そこでケダモノは若き騎士エーリヒに出会いました。
「故郷に妻を残しているんだ。せめてむこうに旅立つ前に、一目会いたい。この指輪を渡さなくちゃならないんだ」
青年はケダモノの正体を見ても恐ず、頼みこんできました。照れくさそうな笑顔。しかしそこに未来はありません。
彼は幽霊なのですから……。
イントロ予言
参加ケダモノは、以下の予言から1つを選んで獲得します。
それぞれ違うものを選ぶことを推奨。
〈予言:エーリヒは思い残すことなく、この世を去りました〉
〈予言:マルティナに形見の指輪を渡しました〉
[main]マスター : 選ぶ予言が決まったら、ここに書き込んでください!
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 〈予言:マルティナに形見の指輪を渡しました〉
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 〈予言:エーリヒは思い残すことなく、この世を去りました〉をいただきます@
[main]マスター : 予言も決まったので、さっそく、物語の幕を開けていきましょう!
あらためて、よろしくお願いいたします。
[main]プレリュード :
[main]場面1:戦場の亡霊 : 場所:戦場
戦場です。戦いが終わって数日が経過し、今は戦士たちの
骸が打ち捨てられています。
そんなところにケダモノたちはやってきました。
[main]マスター : ケダモノは普段は“闇の森”の住処で暮らしています。
今回はたまたま戦争があって、数日後の戦場にやってきています。
参加ケダモノが複数いる場合には、群れとして共にいます。
一緒にいるのかもしれませんし、数年ぶりに会ったのかもしれません。
[main]マスター : なぜケダモノたちはここへやってきたのでしょう。 戦士たちの魂を喰らいにきたのでしょうか。
あるいは人間の愚かさを嘲笑しにきたのでしょうか。
プレイヤーに尋ね、話し合ってみるとよいでしょう。
そしてそれから 事件が起こります。@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「さてさて、よく考えなくても戦場跡には清らかな乙女なんて残ってない気がするけど」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「何故来たんだっけね?」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「逃げ遅れを喰らいたい気分だったのかな」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 冗談とも本気とも取れる呟きをもらしつつ、凄惨な戦場を仰ぎ見る@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「ふぅ、やっぱりニンゲンって愚かねぇ。」凄惨な戦場を歩きながら。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「まぁ、そんなおバカさんなところがカワイイんだけ・れ・ど。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : そうですねぇ、運よくお宝でも落ちてないかと辺りを見回しますかねぇ……。@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「そう、全くもって愚かの極めつけだよ」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「少女性の結晶に勝る価値はこの世にないというのに」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「わざわざそれを損ねる行為を推奨して、挙句戦争して殺し合うなんて」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「愚かしいよ。彼らの進化をいつまで待てばいいんだろうね」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「ほんとタダでさえあっという間に死んじゃう短命な生き物なのに、どうしてこう死に急いじゃうのかしらねぇ?」ため息@
[main]マスター : では、あなたたちがそうして戦場を歩いていると…
[main]エーリヒ : 「ケダモノ殿、ケダモノ殿……僕の声が聞こえるか」
[main]マスター : 不思議な声が、あなたたちに呼びかけます。辺りを見回すと、丘の上に、若い騎士が佇んでいました。その姿はまるで霧のように存在感がなく、向こう側が透き通っています。
[main]マスター : その足元には、同じ姿をした骸が、倒れ伏しています。間違いありません。それはこの戦場で果てた騎士の幽霊です。@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「おや、成仏しそこなった魂の聲が聴こえるね」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「ヴィクトリア。君にも聴こえるかい?」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あぁ、確かに聴こえたわね。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「この世に未練を残して光の主のところに行きそびれた亡者かい?」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「魂を喰らってくれと言うなら、パクっといただいて神の身元に送ってあげてもいいんだ・け・ど♡」エーリヒにウィンク@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「ああ、それも名案だね。介錯は一瞬であるに越したことはない」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「それで。ケダモノなんかに頼み事でもあるのかな?」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]マスター : あなたたちから声をかけられると、エーリヒは一瞬その言葉に目を見開き、そしてすぐ、いつもの笑みであろう顔を浮かべます。
[main]エーリヒ : 「神の身元へ送っていただけるというのは、この上ない栄誉ですが…」
[main]エーリヒ : 「僕はエーリヒ。城伯様と戦場に出て、共に討ち死にしたものと思っていたのです」
[main]エーリヒ : 「戦場に散るが、騎士の運命。だけど、最愛の妻マルティナのことだけが不憫だ。旅立つ前に、どうか最期に一目、彼女に会いたい……彼女からは僕の姿は見えぬだろうが、それでも…」
[main]エーリヒ : 「僕の霊はこの地に縛られているが、どうやらケダモノ殿の魔力をお借りすれば、動くことができそうだ。どうか僕を故郷、シンボレアまでおくってはもらえないか。僕が捧げられる対価は、この魂と肉体の他にはないけれど……」
[main]エーリヒ : と、願い出てきます@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あら素敵。死してまだ妻の事を想い続けるって……。純愛じゃない♡」頬を染めつつ@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「へえ、いい心意気だね」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「それだけの愛を注がれている人物に興味がないと言えば嘘になるな」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]マスター : おふたりの返事に、同意の意味を感じ取ったのでしょう、エーリヒは目を輝かせます。
[main]エーリヒ : 「よろしいのですが…?ありがとうございます」
そう笑顔で礼を告げると、
[main]エーリヒ : 「そこに倒れた僕の手に指輪があって、それを彼女に……あれ? な、ないぞ。ま、まさか奪われた?」
[main]マスター : そう、彼が指した先の死体には、指輪らしきものは見つかりませんでした@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「金目の物が奪われるというのは、なんら不思議はないな」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「この荒れようだ。戦場泥棒からすればここは天国だよ」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]エーリヒ : あなたの言葉に眉尻をさげ、まったくそのとおりだ、という顔をします@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あら、それはいけないわ!二人を結ぶ愛の結晶が無くなってしまったなんて。さっそく探しましょ。」@
[main]エーリヒ : 「そんな…なんとお優しいケダモノ殿なのでしょう」
[main]エーリヒ : 「ありがとうございます…!そうだ、おふたりとも。名は、なんとお呼びすれば…?」@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「さぁ、そんなに簡単にケダモノを信じてもいいのかしら?」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「優しいだけじゃないかもよ~」鮫のように笑う
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「な~んて、ウソウソ!あたしはあんた達の愛の物語を鑑賞したいの。その間は信じてくれてもいいわ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「そうそう、あたしの名前はヴィクトリア。“深淵の女帝”なんて呼ぶやつらもいるけど。気軽にマダムと呼んでくれてもいいわ♡」にっこり@
[main]エーリヒ : 「マダム・ヴィクトリアですね!そのお言葉の通り、慈愛溢れた優しいケダモノ殿だ」
[main]エーリヒ : 「…あなたのおっしゃっていること、この身になると深く染み入ります。貴女との信頼は、これから築いていければと思っています」
のんきなのか、穏やかな笑みを浮かべ、名乗ってくれた感謝を伝えます@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「いいね~、素直で」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「俺のことはランバスと呼んでくれ」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「時に」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「愛は儚いかもしれぬ。弱いものかもしれぬ。移ろいやすいのかもしれぬ。形のない夢なのかもしれぬ」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「それでも、構わないのかい?」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : エーリヒに問う
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]ヴィクトリア・エンプレス : (なによ、そこがいいんじゃない)ひとりごちる@
[main]エーリヒ : 「…?僕のマルティナへの愛は少なくとも…儚いやもしれませんが」
[main]エーリヒ : 「まだ弱くも、移ろいもしていないと思っていますよ。…貴方はなぜそれを?」
首を傾げ、追って貴方に問いかけます。@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「ああ、死人らしい良い答えだ」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「そんな変化を多く見てきたのさ」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「それでも君が永遠を証明するというのなら」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「君ためのデウス・エクス・マキナになってあげよう」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]エーリヒ : 「デウス…?不信人なもので、僕は神の名に疎くて、すみません」
[main]エーリヒ : 「永くを生きてきたケダモノ殿が、愛の変化をおっしゃるのであれば、それは真実なのでしょう。」
[main]エーリヒ : 「僕は愛の永遠を証明することはできませんが…貴方が見届ける間は、マルティナへの愛が真実であることを見ていてもらえればと、思いますよ」
[main]エーリヒ : そう言って、少し困った顔で首をかしげます。@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「そうだね。真実だと思うけど君にそれを否定して欲しい」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「そんな気分なのさ」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]エーリヒ : 「ふふ、ケダモノ殿は、人間のことを愛してくださっているのかもしれませんね」
[main]エーリヒ : 「僕に気持ちの変化が訪れることを望み、それを見て、人間はやはり、愚かで気変わりの早いものだと」
[main]エーリヒ : 「そう、思うのを期待されているのかもしれませんね」
[main]エーリヒ : 微笑み、貴方の疑似餌のせいもあってか、穏やかに告げます。
[main]エーリヒ : 「…では、ぜひ、マダムと共に僕のなれ果てを見ていてくださるとうれしいです。…改めて、お名前をうかがっても?」@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「ランバス・ヘクサイェーガー 。魔女狩り機って意味らしいよ。神聖なケダモノに相応しい名前だね」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]エーリヒ : 「ランバス殿ですね!魔女狩りとは、向こうの国で聞いたものですが…」
[main]エーリヒ : 「神聖で、畏怖に溢れた、ケダモノ殿らしいお名前だ。」
にこやかにそう告げます。
[main]マスター : エーリヒのお願いは、故郷の妻マルティナに会い、指輪を渡すこと。
しかし彼の姿は魔力の豊富なケダモノにしか なケダモノにしか見えず、その魔力なくして移動もできないため、ケダモノの協力なくしては達成不可能です。
[main]マスター : そのうえ厄介なことに、彼が渡すはずだった指輪は、死体から奪い去られています。それを探すことからはじめなければなりません。
エーリヒの魂はまだここにあるため、ケダモノの獲物としての価値はあります。またエーリヒが戦場に置き去りにされれば、彼の無念は晴れることなくここに留まり、長い歳月の末、悪霊となります。
[main]マスター : ここに置きっぱなしにするなんてもったいない、彼の愛の物語とやらを見てみようという気持ちも抱きつつ、あなたたちふたりは、彼と旅路を共にすることにしました。
ー場面1終了
[main]場面2:指輪の行方 : 場所:戦場
まずは奪われた指輪の在り処を探す必要があります。
[main]マスター : エーリヒが死んでから、幽霊として目覚めるまでの間、エーリヒには 、意識がありませんでした。
目覚めたあとも自分の死体を動かせなかったため、身体の下敷きとなった自分の手を確認してみることはなかったのです。
[main]マスター : おそらく失われたのは、死んでから目覚めるまでの数日の間のこと。
戦場には盗人の痕跡が残っているでしょう。 @
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「それじゃあまずは、指輪探しからかな?」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「乙女相手に手土産の一つもないようじゃ、無粋の謗りを避け得ないからね」@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「そうねぇ。その前に……。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : ランバスにケダモノだけにしか伝わらない思念で内緒話をします。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「ねぇランバスちゃん、あたしと賭けをしない?」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「この子たちの愛が成就したらあたしの勝ち、儚く想いが潰えてしまえばあんたの勝ち、ってのはどう?」ケダモノらしい笑み@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「へえ、賭けか」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「別にいいけど」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「賞品は何がいい?」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「それこそ、試練を乗り越えて最高に輝く彼らの魂、なんてモノならあんたも燃えるんじゃな~い?」@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「彼らの魂、ね」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「片っぽだけで満足しちゃうような気もするけど」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「賞品としては十分だね。散る花の香り、楽しみにしておくよ」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「いいよ。そのルールでやろうか」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「そうこなくっちゃね!いいわ~。あんたやっぱり最高よ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「さ~て、彼らの物語の行く末が楽しみになってきたわ~!!!」るんるん@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「ああ。いずれ至尊の座へと辿り着く。最高のケダモノだよ」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「彼らの行く末はどうなるか。はじまりはじまり」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]マスター : では、あなたたちはエーリヒに秘密の賭けをはじめ、がぜん乗り気で、指輪探しをはじめるでしょう。
[main]マスター : ここでは調査試練を使って、指輪の行方を調べることができます。
[info]マスター : 達成チェックの流れ
【1】ベースロール
まず2D6を振る!
【2】特技の使用
ベースロールの目をみてから、特技をどれか1つ使うかどうか決める。
特技を使用したなら、そのランクに応じて1D6~3D6を振りたす!
特技を使ったら特技予言を1つ獲得。
【3】権能の使用
指定した権能を取得しているなら、今まで振ったダイス(ベース+特技)を全部振り直してもよい。
【4a】達成(10以上&波乱を選んでいない)
10以上なら指定した【達成】!
20以上でさらに追加権能を1つ獲得。
【4b】波乱(9以下orプレイヤーの希望)
9以下orプレイヤーが希望した場合【波乱】!
以下の手続きを順に行う。
・波乱予言を1つ獲得。
・振ったダイスから1つ選ぶ。その番号の特技を未使用にし、特技予言を消去できる。6の場合は同意するプレイヤーの好きな特技、予言を選んで行える。
[試練]ー場面2試練:指輪の行方を調べるー : 権能 【狡猾】【叡智】
この試練では、最大2つの情報を得ることができます。
難度 2
波乱予言
・エーリヒの仲間は、動く屍となってケダモノに襲いかかりました
・生存者がいたのに、助けられませんでした
・他にも大切なものを盗まれました
[試練]ランバス・ヘクサイェーガー : 2d6 ベースロール (2D6) > 5[4,1] > 5
[試練]ランバス・ヘクサイェーガー : 天の火を使用して振り足し
[試練]ランバス・ヘクサイェーガー : 2d6 天の火 (2D6) > 8[2,6] > 8
[試練]ランバス・ヘクサイェーガー : 特技予言:「一瞬で地形を変えてしまいました」を取得
[試練]マスター : 達成1
[試練]ヴィクトリア・エンプレス : 2d6 【ベースロール】10以上で【達成】または【波乱】、9以下で【波乱】 (2D6) > 3[1,2] > 3
[other]マスター : 2D6 (2D6) > 6[2,4] > 6
[試練]ヴィクトリア・エンプレス : 2d6 特技B使用(ナンバー3、4) (2D6) > 11[6,5] > 11
[試練]マスター : 達成2
[info]マスター : {指輪の行方1}
戦場には魔物の群れがやってきていた。たいていは屍肉漁りが目的だが、中には財宝に興味をもつものもいる。エーリヒの屍の周囲には、小竜(ドラゴネット)の鱗が残っていた。
[info]マスター : {指輪の行方2}
戦場からほど近い岩山“竜の灯台”に、ドラゴネットたちの巣がある。やつらは巣に光り物を溜め込む習性がある。指輪もそこに持ちさられたに違いない。
[info]マスター : ;ドラゴネットについて
〈ケダモノ種:ドラゴン〉の血をひく魔物たちです。一般的に“竜”といえば、彼らのことを指し、ドラゴンと区別する際にはとくに“小竜”と呼びます。
ドラゴンとは異なり高い知性はもたず、ときに群れをなし、人類の脅威となります。
多くのドラゴンはドラゴネットを、誇りある竜種とは認めていません。
[main]マスター : 貴方たちは指輪を奪ったのが、ドラゴネットであると分かるでしょう。
[main]マスター : ちょうど戦場のほど近くに、ねじろになりそうな岩山があるのが視えました@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「解析完了。人間同士の殺し合いにそぐわない要素はドラゴネットの鱗だけ、かな」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あらあら、どうやら指輪を狙ったコソ泥は躾の悪いドラゴネット達みたいね。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「おいたをした子には、きつ~いお灸をすえてあげましょうか。」にやり@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「それがいいだろう」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「身の程を教育して差し上げにいこうか」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]マスター : あなたたちから、指輪の居場所を聞いたエーリヒは、驚きが勝った顔をしています。
[main]エーリヒ : 「まさか、ほかのケダモノ殿に奪われていたとは。取り返していただけるのならありがたい!」
[main]エーリヒ : 「おとぎ話に出るような、ケダモノ殿の闘いを見られるのですね」
と、少し楽しみそうな顔をしました。@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「期待以上のものをお見せできると思うよ・・・・人智を超越した力のぶつかり合いに興味があるのかい?」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]エーリヒ : 「子供のころ、母からケダモノの伝説を聞いていてのです」@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「それはいいね。母に実物の妙味を教えてやってくれ」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「もちろん、あたしたちの探し物をくすねた輩には罰を与えるのも吝かじゃないけれど。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「今回の恋物語の主役はあんたなんだからね。あたしに美しいストーリーを見せてくれるのを忘れちゃダメよ。」@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「引き立て役として頑張らないとね」@
[main]エーリヒ : 「ケダモノ殿方が引き立てとは…な、なんだか恐れ多い気もしますね」
[main]マスター : エーリヒはそうこぼし、あなたたちが指さす、「竜の灯台」へ、共に向かうでしょう。
[main]マスター : はたして、無事、指輪は見つかるのでしょうか…?
ー場面2終了
[main]場面3:竜の灯台 : 場所:竜の灯台
戦場からほど近い岩山。人間の決して近づけぬ、魔物の領域。そこには知性なき竜たちが巣をかまえていました。
[main]マスター : 戦場からほど近い岩山。人間の決して近づけぬ、魔物の領域。
そこに知性なき竜たちが巣をかまえていました。
彼らには財宝を溜め込む竜の本能があります。頂上の巣に積まれた金
銀財宝は、昼には太陽の、夜には月の光をうけて灯台のように輝きます。
それゆえにこの地は“竜の灯台”と呼ばれているのです……。
[main]エーリヒ : 「“竜の灯台”。伝説に聞いた人外魔境だ。まさかこの地に来ることになろうとは」
[main]エーリヒ : 「ああ、胸が躍るなぁ。財宝を守る竜に立ち向かう大冒険、これこそが僕の夢見た騎士物語の世界だ……! みずから剣を振るえぬのが口惜しい」
[main]エーリヒ : 「戦争には、吟遊詩人が語るロマンなどありはしなかった……。皇太子殿
下と大公とで戦ってはいても、同じ国の民……むなしいだけです…」
そう言って、寂し気に笑います。@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「そういえば、どの死体も人種は同じだったっけな」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 戦場の様子を思い出し
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「ま、君の血の色騎士物語は終わっちゃったから観客席で見ていてよ」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]エーリヒ : 「ふふ、そうですね。ケダモノ殿の伝説を間近で見れるとは、この上なく良い席をもらいました」
そう、あなたたち二人に笑いかけます@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「まぁ、欠伸をしてたら見逃しちゃうくらいの寸劇で終わっちゃうと思うけどね。」指をパキパキと鳴らしつつ@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「そうそう・・・・瞬き禁止で、ご高覧あれ」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 竜たちの元へ、一歩踏み出す
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]マスター : では、ドラゴネットから指輪を取り戻す試練が始まります。
[試練]ー場面3試練:指輪を取り戻すー : 権能 【暴虐】【狡猾】
難度 2
波乱予言
・竜の爪があなたをふかく傷つけました
・竜の炎がその巣を指輪ごと燃やしました
・竜の群れは王国中を襲いました
[試練]ヴィクトリア・エンプレス : 2d6 【ベースロール】10以上で【達成】または【波乱】、9以下で【波乱】 (2D6) > 9[6,3] > 9
[試練]ヴィクトリア・エンプレス : 1d6 特技C使用(ナンバー1、2) (1D6) > 2
[試練]マスター : 達成1
[試練]ランバス・ヘクサイェーガー : 2d6 ベースロール (2D6) > 11[6,5] > 11
[試練]ランバス・ヘクサイェーガー : 達成を選択!
[試練]マスター : 達成2、栄光の門
[main]system : [ マスター ] 栄光 : 1 → 2
[main]マスター : では、あなたたちは己のケダモノの力も用いて、ドラゴネットから指輪を取り戻すでしょう@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「なになに~、外から見てもキラキラしてたからどんな財宝があるのか楽しみにして来たけど、見た目だけの安物ばっかりじゃな~い!」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 飛び掛かって来るドラゴネットを拳でいなしながら物色をしている。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「ランバスちゃん、そっちはどお~?」もう一匹を殴り飛ばしつつ@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「こっちも、まだ目的のブツは見つからないな~」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 両腕から突き出た光の剣が、ドラゴネットを次々と輪切りにしていく
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「これかな?こっちも違うなあ」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 指輪らしいものを見つけては拾い上げ
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「エーリヒ、これはどう?違う?」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 群れを退けてから、指輪類だけをまとめて持って行く
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]エーリヒ : ふたりの闘いの様子に圧倒されながら、はたと気づいたように、あなたが持ってきた財宝の山を見ます。
[main]エーリヒ : 「そ、そうだ!どんな指輪かおつたえするのを忘れていました…!えっと、指輪自体は金色で内側に…」
[main]マスター : と説明していますが、それを聞き終える前に、あなたたちは「この指輪だろうか」とひとつのものに目星をつけることができるでしょう。
[main]マスター : 拾って、彼に改めて見せてみるかもしれません@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「ああ、これかな?」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あ、これ……」拾おうとした手と手が重なる
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「うふ♡」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「どうぞ」にっこり@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「あ」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「・・・・おいおい、君はケダモノも守備範囲なのかい?」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : どうぞと言われれば手に取りつつ@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「もちろんよ。私の愛は影海よりも広く深いのよ。」@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「それは広大すぎるね」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「もしも少女性に失望したらその海の中で泳ぐ深海魚になるのも悪くなさそうだ」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]エーリヒ : 「ケダモノ殿方は、お会いした時から思っていましたが…仲が良いのですね」
[main]エーリヒ : ちょっと珍し気な顔であなたたちを見ていましたが。
「あ!そうだ、指輪は…見つかりましたか…?」@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「ま~ね。それなりに長くやってるし」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「そうそう、これであってるかな?」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 先ほど手に取ったものを見せる@
[main]エーリヒ : 「おお!まさしくこれです、この指輪です」
[main]エーリヒ : 「ランバス殿、マダム・ヴィクトリア…取り戻してくださって、ありがとうございます!」
深い感謝を述べます@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「それはよかった」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「目の良いケダモノと出会えて幸運だったね」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「もう無くすんじゃないわよ。」@
[main]エーリヒ : 「体の無い身ですが…ずっと指輪の傍にいます」
そう言って、こころなしかランバスの方に近寄って、指輪を見ています。@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「そうしておくれ」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「物はなくさないでおくからね」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]エーリヒ : 「ありがとうございます」
そう、再度ランバスに伝えるでしょう。
[main]マスター : あなたたちは、無事、エーリヒの指輪を取り戻すことに成功しました。
[main]マスター : されこれからは、シンボレアへ向けての旅が始まります。
…ですが、その途中に、貴方たちはふと、気になることが生まれたようです。
ー場面3終了
[main]場面4:魔法の指輪 : 場所:シンボレアへの旅の途中
ケダモノたちは指輪を取り戻し、シンボレアへと旅立ちました。
肉体をもたぬエーリヒは、指輪に触れることはできません。エーリヒにできるのは、ケダモノのもつ指輪を、感慨深げに見つめることだけです……。
[main]マスター : しかしシンボレアに近づくにつれ、ケダモノは奇妙なことに気が付きます。
この指輪がなにかの魔力を帯び、それがどんどん強くなっているのです。この指輪には、なにか古い魔法が宿っているようにみえます。@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「そういえばこの指輪」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「俺の探知機に妙な波を送ってくるね・・・・それもシンボレアに近づくほど、大きくなってる」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「ヴィクトリアは、何か感じる?」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あらそう?ちょっと見せてみて。」指輪を受け取るとしげしげと眺める
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「確かになにかしらの魔力を感じるわ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「でもおかしいわね。拾ったときはこんなにビンビン魔力を発していなかったはず……。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「エーリヒちゃん、この指輪、何か謂れのあるものなのかしら?」@
[main]マスター : あなたに問われると、エーリヒは不思議そうな顔をしつつ、指輪のゆらいを話るでしょう。
[main]エーリヒ : 「この指輪は結婚の証としていただいたものです。けれど、もともと城伯様の……マルティナの家に代々伝わるものなんです。」
[main]エーリヒ : 「マルティナは僕が仕えるシンボレア城伯様の姫君で、僕が見習いとして城
に来てから、…恋に落ちて。城伯様にお許しをいただいて、出陣の前に式をあげたんです。…共に居た期間は一カ月にも満たないので、彼女の家の歴史には、疎い所もあります…」
[main]エーリヒ : 「生前、僕は魔法はまるでわからなくて。でも幽霊となった今は、たしかにこの指輪に力のようなものを感じます」
[main]エーリヒ : 詳しいことは何もわからない様子です@
[main]マスター : では、あなたたちは指輪を調べてみるでしょう。
[試練]ー場面4試練:指輪の魔法を調べるー : 権能 【叡智】
この試練では、最大2つの情報を得ることができます。
難度 2
波乱予言
・指輪は邪悪なケダモノを拒み、あなたを傷つけました
・指輪は偽物にすり替えられていました
・指輪はまた盗まれました
[試練]ランバス・ヘクサイェーガー : 2d6 ベースロール (2D6) > 6[2,4] > 6
[試練]ランバス・ヘクサイェーガー : 特技:車輪の思索を使用!
[試練]ランバス・ヘクサイェーガー : 1D6 特技で振り足し!! (1D6) > 2
[試練]マスター : 波乱1
[試練]ヴィクトリア・エンプレス : 2d6 【ベースロール】10以上で【達成】または【波乱】、9以下で【波乱】 (2D6) > 4[2,2] > 4
[試練]ヴィクトリア・エンプレス : 2d6 特技B使用(ナンバー3、4) (2D6) > 3[2,1] > 3
[試練]マスター : 波乱2
[試練]マスター : 受難の門です!
[main]system : [ マスター ] 受難 : 0 → 1
[main]system : [ ヴィクトリア・エンプレス ] 受難ポイント : 0 → 2
[main]system : [ ランバス・ヘクサイェーガー ] 受難ポイント : 0 → 2
[試練]マスター : 取得する波乱予言を、スクリーンの予言に書き込んでください!
[main]マスター : 指輪のことは、あなたたちもよく分かりませんでした…ですが、今すぐ特別な効果があるものでは、無いのかもしれません@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「・・・・」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「・・・・・・・・」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 頭がから湯気が出ているね
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「この指輪は……うん、魔力をビンビン感じるわ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「これはきっと、あなたの想い人マルティナがあなたを想う恋の波動。……いや、これこそ愛ね♡」@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「愛、理解不能」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「計測失敗、エラー発生、共有違反:そのコマンドは実行されません」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 魔力に充てられて、探知機と内部システムに障害が生じる
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 〈予言:・指輪は邪悪なケダモノを拒み、あなたを傷つけました〉を実現します!@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「ふぅ、あなたはそれだからダメなのよ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「……愛は理解するものじゃない。感じるものよ。」にっこり@
[main]エーリヒ : 「恋の波動…?マルティナが僕を思う力が、この指輪には込められていた…のですね!」
喜びと、よく分からない嬉しさに溢れた顔をします。
[main]エーリヒ : 「ですが、ランバス殿にはあまり良い影響が与えられなかったようですね…大丈夫でしょうか?」@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「・・・・修復中、修復中・・・・修復完了」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「人格エミュレーション再起動」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「大丈夫だよ」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「かなり危危危危危危危険な代物のように思える」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : まだ完全には修復されていないようだ@
[main]エーリヒ : 「えっ!そうなんですか?ケダモノ殿にとって、それほどまでとは…」
[main]エーリヒ : 「え、ええと…影響が大きいようでしたら、ケダモノ殿方に、指輪を運ぶのをお願いするのは…やめた方が良いのでしょうか?」
[main]エーリヒ : そう言いつつ、影響を受けていないヴィクトリアを伺います@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あー、気にすること無いわよ。それにあなた物持てないでしょ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「最後まであなた達の恋物語を見届けるチケット代としてなら、荷物持ちくらいお安いものよ。」ウィンク@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「それが良さそうだ。この魔力は・・・・危ない気がする」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]マスター : ではエーリヒは、影響を受けているランバスの様子に心配しつつも、ヴィクトリアの言葉に少し安堵の表情を浮かべるでしょう。
[main]マスター : これがどんな代物でも、指輪をマルティナの元へ返すのが、エーリヒの望みなのです。
[main]マスター : しばらくは、様子を見守っておこうと、あなたたちは指輪を片手に、旅路を続けました。
ー場面4終了
[main]場面5:侵攻 : 場所:峠の城門
街道の途中にある峠の城門。そこは無惨なありさまになっていた。城壁は無惨に打ち壊され、ここを守っていた兵士たちの姿はどこにもない。
[main]マスター : 着の身着のままの避難民たちが、開け放たれた関所をくぐって、こちらへと歩いてくる。
[main]エーリヒ : 「バカな、このありさまはどうしたことだ!? まさか、この城門が破られたのか。しかし大公の軍勢にそのような余力があるはずが……」
「この人々は、あちこちの街や村から逃れてきたのか。ああ、戦況はどうなっているのだろう」
そう、苦々し気に呟く。@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「へえ、まだ見ぬ隠し玉でも持っていたのかな」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「愚かなニンゲンどもの戦況とやらにはこれっぽちも興味は無いのよね~。あたしの好みは戦乱絵巻じゃあなくって、恋物語だ・か・ら。」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「それか案外、その大公とやらもケダモノの力を借りたのかな?」@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「エーリヒの大事な大事なマルティナちゃんが生きてるかどうか、それが大事なんじゃな~い?」@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「ま、俺たちの要点はそれに尽きるけど」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「ここの奴らを蹴散らした何者かが、見境なく襲い掛かってこないとも限らないからね」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「マシーンはどうしても可能性と演算から逃げられないのさ」@
[main]エーリヒ : 「おっしゃる通りです、マダム、ランバス殿…」
[main]エーリヒ : 「ですが、こうして逃げ惑う民もまた、僕にとっては大切な人々なのです」
少しうつむきがちに答える。
[main]マスター : あなたたちは、数少ない人間とのかかわりで、彼の身上をどことなく察するでしょう。
[main]マスター : 彼が騎士として領民を守護する役目であり、そんな中、シンボレアへと続くこの場所にすら避難民がいる状況が、”おそらく非常につらい”であろうことを。
[main]マスター : 帝国人から逃げているであろう避難民に話しかけてみたり、彼らの話を盗み聞いてみるのも、エーリヒを安心させる材料のひとつになるかもしれません。@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あ、そっか!あたし忘れてたわ。あんた幽霊だから人間に話し掛けられないのよね。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「じゃあ、かわいいあんたの為ね。慈愛のケダモノであるあたしが事情を聞いてあげるわ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あー、そこのいかにも哀れな避難民!いったいこれはどういう状況なの?」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「シンボレア城伯とかその娘とやらは大丈夫なの?」@
[main] 避難民 : 「あ、あんたら帝国人か!?」
[main] 避難民 : 声を掛けられ、一瞬おびえた表情を浮かべますが、次いで出た言葉に、あなたが帝国の人々ではないと察するでしょう。
[main] 避難民 : 「ああ、疑ってすまない。オレたちは帝国軍から逃げてきたんだ」
[main] 避難民 : 「この先は行かないほうがいい。大公閣下は帝国とくんだのさ。玉座ほしさに、国を売ったんだ。」
[main] 避難民 : 「やつらは容赦しない。どこもかしこもひどいもんさ」
と、肩を落として見せます@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「帝国ぅ~?なんかいかにも悪そうなやつらね。」
[その他]マスター : どんな人物に話しかけますか?
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「愚かな大公とやらはその威光を利用したつもりかも知れないけど、そんなの裏切られて国ごと乗っ取られるのが見え見えのオチじゃない。」
[その他]ランバス・ヘクサイェーガー : 「さて、清らかな乙女はいないかな」
[その他]マスター : では、ベースロールを利用して探してみませんか?
判定が成功なら、いかにも清純そうな乙女が見つかります。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「エーリヒ、あんたのマルティナちゃんは大丈夫かしら?急いで助けに行った方がいいんじゃないの?」@
[その他]ランバス・ヘクサイェーガー : 2d6 ベースロール! (2D6) > 7[5,2] > 7
[main]エーリヒ : 「た、たしかにその通りです…!」
[その他]ランバス・ヘクサイェーガー : 「残念。既に戦利品として持っていかれたかな」探知機に反応なし
[main]エーリヒ : 「城壁まで軍勢が及んでいるかもしれません…急いだほうがいいですね」
はたと気づいたように言います@
[その他]マスター : では、乙女はかすみのように消えたのか、人の群れでは見つかりそうにありません。
[その他]マスター : あなたはつまみ食いをしようとした気分も失せ、ふたりのもとへ戻るでしょう@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「ああ、それがいいよ。ここの花は根こそぎ狩られた後みたいだし、先に行こう」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 逃げ惑う民から関心を失い、門の先を見据える
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]マスター : 避難民の話を聞いて、エーリヒも焦燥と怒りがこみ上げた顔をします。
シンボレア、マルティナが無事かもわからなくなった今、急がなければいけないのかもしれません。
ー場面5終了
[main]場面6:燃える故郷 : 場所:焼けた農村(シンボレア)
シンボレアは、農村と豊かな自然だけがある小さな領地です。しかし今や、見る影もありません。一面の小麦畑には火が放たれ、村人たちがあちこちに倒れています。
略奪の嵐が、この地を襲ったのです。
[main]エーリヒ : 「ああ、シンボレアが燃えている……!」
[main]エーリヒ : 「あそこに倒れているのは我が義弟のヤンだ! ああ、なんてことだ」
[main]マスター : エーリヒの指のさす先には、少年騎士が血だまりに倒れています。齢は15歳ほど。手傷は深く、意識はありません。
[main]エーリヒ : 「まだ息がある……! 頼む、ケダモノ殿、助けてくれませんか」
[main]エーリヒ : 「マルティナは父と夫を失ったんだ。もう誰一人失っちゃいけない!」@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「家族か、だったら近況を詳しく知っているかもしれない」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「できるだけのことはやってみるよ」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「何せ、人はあまりに脆いからね。絶対とか誓いとか、そういうのは期待しないでくれよ」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 金属の脚でヤンに駆け寄る@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「もちろんよ。この物語の登場人物、もう誰一人として舞台から退場させないわ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「それに、少年騎士ってのも可愛いじゃなぁ~い?」@
[main]マスター : ヤンの治療を行う試練が始まります。
[試練]ー場面6試練:ヤンの傷を癒すー : 権能 【慈愛】
難度 2
波乱予言
・ヤンの身体は治っても、心までは治りませんでした
・ヤンは二度と剣を振るうことはできませんでした
・ヤンは一言話すと、事切れました
[試練]ランバス・ヘクサイェーガー : 2d6 ベースロール (2D6) > 7[2,5] > 7
[試練]ランバス・ヘクサイェーガー : 特技:人造の怪力を使用します!
[試練]ランバス・ヘクサイェーガー : 1d6 振り足し (1D6) > 6
[試練]ランバス・ヘクサイェーガー : 特技予言:「かよわくて~」を取得します
[試練]ランバス・ヘクサイェーガー : 達成!!!達成!!させてくれ!!!
[試練]マスター : 達成1
[試練]ヴィクトリア・エンプレス : ベースロールいきます
[試練]ヴィクトリア・エンプレス : 2d6 【ベースロール】10以上で【達成】または【波乱】、9以下で【波乱】 (2D6) > 10[6,4] > 10
[試練]マスター : 達成2
[試練]マスター : 栄光の門です!
[main]system : [ マスター ] 栄光 : 2 → 3
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「とりあえず、やることをやっておくよ」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : ヤンの上に乗っかっていた瓦礫を退けて
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 剣戟によって肉体に食い込んだ鎧兜を、機械の精密動作でゆっくり引き剥がしていく
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「ありがとうランバスちゃん、あとはあたしに任せて。」ヤンの身体をお姫様抱っこで受け取ります。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あ~ら、だいぶひしゃげちゃってるわね。ニンゲンてほんと脆いんだから。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「でもそんなところが可愛くもあるのよね~。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「さてと、じゃあ慈愛のケダモノ自ら海賊流の治療を施してあげちゃおうかしら。」ヤンを横たえて腕まくり。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 地面の影の部分に手を突っ込んで、闇の色をした治療道具を取り出します。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「ちょっと痛いけど我慢するのよ。まぁ返事をする元気もないか。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 腰に下げたラム酒をあおって、ヤンの傷口に吹きかけます。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 荒っぽくも繊細な指使いで傷口を縫合。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 最後に縫い終わった傷口に軽く口づけを。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「ほ~ら、ラハブの体液は無限の進化を促すのよ。きっとこの傷も早く治るわ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : ぐぐっと伸びをする。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あとはこの子の生きる意思次第ね。」優しく見守る。@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「海のやり方は豪快だったり繊細だったりで見ごたえがあるねえ」治療の過程を見守るよ@
[main]マスター : あなたたちが治療を行えば、ヤンはかすかに目を開くでしょう。
[main]ヤン : 疑似餌のあなたたちを見て、治療の恩をかすれた声で告げ、
[main]ヤン : 「城が……城が囲まれているのです。生きている者たちは、皆そこに。どうか、どうか姉上たちをお救いください」
[main]ヤン : そう言うと、力なく目を閉じます@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「ということだ。エーリヒ」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「俺たちの旅も、目的地が近づいてきたようだよ」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「安心して。あたしたちはエーリヒの友達なの。あなたのお姉さんはきっと助けるわ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : もう聞こえていないだろうヤンの胸に手を当てつつ。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「じゃあ、急ぎましょ。マルティナちゃんはまだ生きてるらしいわ。朗報じゃない。」エーリヒに向かってにっこり@
[main]エーリヒ : ふたりに言われ、涙をこらえるような顔で頷きます。
[main]エーリヒ : 「お二人とも、ヤンの治療を行って下さって、ありがとうございます」
[main]エーリヒ : 「…マルティナも、まだ…良かった。」
[main]エーリヒ : 「あながたの隣で申し訳ないが、ぜひ、連れて行ってください」@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「それくらい、安いものさ」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「それに、指輪と共に連れていく・・・・そう言う話だったからね」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「君の意志が諦めない限り、やってやるさ」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「もちろんよ。主演俳優のいないクライマックスなんてありえないわ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「最後の舞台でヒロインがあなたを待っているわよ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「それに、観客であるあたしがこの物語の結末を見届けたいの。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「引き摺ってでも連れて行くから覚悟することね。」鮫のように笑う@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「観客参加型の劇かあ、実にモダンな響きだね」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「最後の地にヒロインが待つ、そこはクラシックでまた味わい深い」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「未來と過去の交差する場所に、向かおうか」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]マスター : あなたたちはエーリヒの背をおすように言葉を交わし、シンボレアへの道を急ぐでしょう。
[main]マスター : マルティナの無事な姿を…おそらく、自分の力に祈って。
ー場面6終了
[main]場面7:籠城の姫君ーマスターシーン : 場所:城(シンボレア)
シンボレアは、今や風前の灯火でした。
[main]マスター : 騎士たちは倒れ、戦える者はわずか。そのほとんどが、村から家族とともに避難してきた農夫たちです。彼らはスキをマスケット銃に持ち替え、籠城戦をつづけています。
[main]マルティナ : 「城の者たちに告げる……!」
[main]マスター : 城の外から、幾度目かの降伏勧告が聞こえてきます。しかしここで開城すれば、死よりも悲慘な運命が待ち受けているのです。
[main]マスター : そんな中、城の者たちの心を支えているのは、ひとりの貴婦人です。
[main]マルティナ : 「今は耐えるのです。だいじょうぶ。お父様たちは戻ってきます。シンボレアの誇る一騎当千の騎士、エーリヒと共に。それまで、この城には誰も入れさせません……!」
[main]マスター : マルティナは、信じていました。夫の帰還を……。
ー場面6終了
[main]マスター : さて、間奏です。
ここでは、結末にむけ、参加者でプランをすりあわせていきます。
[main]マスター : =======================
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 瓦礫を排除し、食い込む鉄の鎧を取り除いて、ヤンをヴィクトリアに託す
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「生憎、治療用の装備は品切れ」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「何より、これ以上触ったら壊しちゃいそうだから後はパス」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 軽口を叩きつつも
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「(浄化も乙女の食用加工も、結構資源使っちゃうんだよね)」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 内心、自身の使命のためにいざという時に困る現実に直面してしまうことに対する焦りはあるものの
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : そこを補うためにヴィクトリアと手を組んでいると言ってもいい
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「これからも、よろしく頼むよ」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「安心しなさい。あたしを誰だと思ってるの?」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「それに、あたし、失敗しないので。」自信満々に。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「ありがとうランバスちゃん、あとはあたしに任せて。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : ヤンの身体をお姫様抱っこで受け取ります。@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 特技予言:かよわくて~を実現!
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「恐るべき海のケダモノにして慈愛の女神様さ」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「こういう時までしっかり手が回る」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「それでいて、深い欲求のために目は爛々と輝き、皿までしっかり味わい尽くす」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「見事な手並みだよ」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : それでも完全無欠ではない。だからこそ、向こうにも組む理由が生まれる。@
[main]マスター : =====================
[main]マスター : ー間奏終了
[other]マスター : 1D100 (1D100) > 30
[main]場面8:シンボレアの奇跡 : 場所:城(シンボレア)
シンボレアの城は、帝国軍によって包囲されています。城に残っているのは、ほとんどが非戦闘員。その先頭に立っているのがマルティナです。
[main]マスター : 舞台は帝国軍に取り囲まれたシンボレアの城です。
マルティナは です。マルティナは他の領民とともに城にこもり、籠城戦をしています。
[main]マスター : 敵は多く、食糧もとぼしく、疲弊しています。
しかし開城すれば、帝国軍が彼女たちを紳士的に扱わないことは明白です。
マルティナは夫の帰還に、一縷の望みを託しています。彼女は夫の死など、知らないのです……。
[main]エーリヒ : 「このままではマルティナは。ああ、ケダモノ殿。どうか彼女を助けてくれ……!」
[main]エーリヒ : 彼は幽霊となってなお枯れない涙を流しました。@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「マルティナが求めてるのは君だけど」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「救いの騎士の役割は俺らで、いいのかい?」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]エーリヒ : 「僕ができる事なんて、もう・・・」
[main]エーリヒ : そう言って顔を伏せこぼします。
[main]エーリヒ : 「…マルティナには、僕が帰ってこなくても大丈夫だと、思ってもらいたいんだ」
「ランバス殿、貴方というケダモノ殿には失礼な話だけど」@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「大丈夫、か」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「それはこの場を収めることができれば、それで構わないということかな?」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]エーリヒ : 「…?どういう意味でしょう」@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「彼女が欲するのは、あくまでも君だからね」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「それが叶わないと知ったあの子の心を守る手段は、残念ながらすぐには思いつかないから」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「だからヴィクトリアは違うかもしれないけど・・・・」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「少なくとも俺は、暴力の行使者としてこの場を収めるのが限度だということさ」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「君が願い、俺が叶えればいい」@
[main]エーリヒ : 「僕の願い…?」
動揺したようにまたたく。
[main]エーリヒ : 「僕はもう死んだ身だから、何もできないけど」
[main]エーリヒ : 「一つ気にかかるとすれば…それは、僕がここを立ち去った後の、彼女のことだよ」
[main]エーリヒ : 「僕より、強い人に守ってもらえたら、安心するな…」
[main]エーリヒ : そういって、少しはにかんだように笑いました。@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あら、それでいいの?」顎に指を当てつつ
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「…マルティナには、僕が帰ってこなくても大丈夫だと、思ってもらいたいんだ」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「僕はもう死んだ身だから、何もできないけど」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「僕より、強い人に守ってもらえたら、安心するな…」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「最初から諦めちゃってるじゃないの。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あんたの本音、叶う叶わないなんか二の次、あんたがどうしても何が何でも叶えたい本音をここで晒せって言ってんのよ!」強めの語調で@
[main]エーリヒ : 「そんな…そんなわけじゃ!」
[main]エーリヒ : 「マルティナが帰郷を待っているのは分かってるさ、僕だって、帰りたい一心で貴方たちに頼み込んだんだ」
[main]エーリヒ : 「…死んだあとに、愛する人の顔を見て旅立つ…それ以上の望みなんて」
[main]エーリヒ : 「もう一度共に過ごしたい、以外に無いじゃないか!そんなこと、できるわけない!」@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「……ふっ、うふふ、あはははははは!」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「そう!それよ。それが聞きたかったのよ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「それに、あんたちょっとあたしたちの事、舐め過ぎじゃない?」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あんたと一緒にここまで来たのは誰だと思ってんの?」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「闇の森で永劫の時を生きるケダモノ様よ!」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「しかもそれがふた~り。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あんたの望みは聞いたわ。後は仕上げを御覧じろってね!」任せろの笑み@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「あーいいね、今の響いたよ」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「人のそういう欲望は、そんなに嫌いじゃない」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「何せ、欲望を深く抱けるのは・・・・・人がケダモノに勝る数少ない力だから」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]マスター : エーリヒはあなたたちの言葉に再度涙を流し、かすれる声で感謝を告げました。
[main]エーリヒ : 「あ…ありがとう、マダム、ランバス殿…」
[main]エーリヒ : 「僕は、マルティナの無事と貴方たちの健勝を願うよ。…勝手だけど、ご活躍を!」
[main]マスター : そう言って、彼は騎士らしい敬礼のしぐさをしました。
[main]マスター : 帝国軍と戦うの試練を開始します。
[試練]ー場面8試練ー : *以下の3つからそれぞれ1つ選択して達成度チェックを行います。
*波乱予言はすべて共通です。
*途中で挑戦する試練を変えることもできます。
*どちらか一人が挑戦する試練の終了条件を満たせば、試練は終わります。
*試練の選択に関しては{p125}を参照。
ー試練1:マルティナたちを脱出させる
権能 【狡猾】【叡智】
難度 4
ー試練2:帝国軍を壊滅させる
権能 【暴虐】【狡猾】
難度 4
ー試練3:帝国軍と交渉する
権能 【慈愛】【叡智】
難度 4
[試練]場面8波乱予言 : ・エーリヒとマルティナは、仲良くケダモノの腹におさまりました
・エーリヒは悪霊となり、この世を呪いました
・城は落ち、生き延びたのはマルティナひとりだけでした
・シンボレアは荒廃し、二度と栄えることはありませんでした
・マルティナは癒えることのない傷を負いました
・マルティナは子を宿していました
[試練]マスター : ー試練2:帝国軍を壊滅させる で決定!
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 2d6 【ベースロール】10以上で【達成】または【波乱】、9以下で【波乱】 (2D6) > 10[5,5] > 10
[main]マスター : 達成1
[試練]ランバス・ヘクサイェーガー : 2d6 【ベースロール】10以上で【達成】または【波乱】、9以下で【波乱】 (2D6) > 7[2,5] > 7
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 2d6 【ベースロール】10以上で【達成】または【波乱】、9以下で【波乱】 (2D6) > 9[3,6] > 9
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 特技:応答願ウを使用
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 4d6 権能による振り直し([特技B]使用) (4D6) > 14[3,3,3,5] > 14
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 4d6 権能による振り直し([特技B]使用) (4D6) > 12[5,1,3,3] > 12
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 3d6 特技A使用(ナンバー5) (3D6) > 12[6,4,2] > 12
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 2d6 特技B使用(ナンバー3、4) (2D6) > 5[2,3] > 5
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 特技予言:「内側から~」を取得
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : これで達成を選択
[main]マスター : 達成2
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 2d6 【ベースロール】10以上で【達成】または【波乱】、9以下で【波乱】 (2D6) > 12[6,6] > 12
[main]マスター : 達成3
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 2d6 【ベースロール】10以上で【達成】または【波乱】、9以下で【波乱】 (2D6) > 5[1,4] > 5
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 特技:哲学心臓を使用
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 3d6 特技A使用(ナンバー5) (3D6) > 10[4,3,3] > 10
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 特技預言は「エネルギー」を取得
[main]マスター : 達成4
[main]マスター : では、栄光の門!
[main]system : [ マスター ] 栄光 : 3 → 4
[main]マスター : 籠城戦の真っただ中のシンボレア、城壁は今にも帝国軍に破られそうです。@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : ヴィクトリアは腕を組んだまま鼻歌交じりに城の正門に向かいます。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 気付いた帝国軍兵士が振り返りますが、気付いた端から姿を消していきます。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 彼らは足元に口を開けた影海の深淵へと身を沈めて行ったのでした。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 影色の花道が城門へとヴィクトリアとランバスを導くように続いて行きます。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「さぁ、ランバスちゃん。エーリヒと共に凱旋と参ろうじゃない♪」@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「ああ、お祝いを始めよう」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「こういう時は花火を打ち上げるものと相場が決まっている」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「データが蓄積されているから俺は詳しいんだ」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 花弁から火を噴く爆発物を投射する
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : それはまるで意思を持つかのように
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 花に集う蝶のように
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 帝国兵をバリケードこと粉砕し、派手な音と共に鮮やかに破裂する
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]エーリヒ : 貴方たちが引いた道へ、誘われるがままついていきます。
[main]エーリヒ : 「なんと豪勢な凱旋でしょう…!マダム・ヴィクトリア」
[main]エーリヒ : 「…舞い散る火花が、この国に勝利をもたらす音が聞こえます、ランバス殿」
[main]エーリヒ : そう、惜しみない感嘆の言葉をあなたたちに告げるでしょう@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あら、こんなの邪魔な雑草を抜いただけよ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「これからがクライマックスじゃない。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あたしたちが代弁してあげるから、あんたの言葉でマルティナちゃんに『ただいま』を言ってあげなさいな!」@
[main]エーリヒ : 「シンボレアの誇る一騎当千の騎士、エーリヒの帰還だ!」
[main]エーリヒ : 一度くちをつぐみ、高らかと唱えるでしょう@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「ブラボー!」手を叩いてます@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「照準再設定、熱源探知から座標指定に変更」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「火薬構成を編成・・・・チェック完了」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「発射」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 帝国兵だけを吹き飛ばしていた爆発物は天へ駆ける
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : それはシンボレアの上空で静止し、エーリヒの言葉を光で紡いだ
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : @
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「ふ~ん、この演出、嫌いじゃないわ」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「ランバスちゃん、正直言うと頭の固い機械仕掛けかと思ってたんだけど、謝らないといけないわね。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : ウィンク♡@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「ああ、先人の智慧は素晴らしい」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「それを拝借しただけさ」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 精密動作のウィンクを返す@
[main]マルティナ : 「エーリヒが…!?」
[main]マルティナ : 「帰ってきたのね!エーリヒ…!この未知の技術もきっと、彼が御手を借りたものの力なのでしょう」
[main]マルティナ : 「出迎えなさい、帰ってきたのです、我らの騎士が…!」
[main]マスター : あなたたちが、城門に立つマルティナがそう告げるのを聞くと同時に、重たく門が開き始めました@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : エーリヒと最初に出会った戦場の近く、うすら寒い地下の石室に影海を伝って姿を現したヴィクトリア。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「さて、ようやくあんたの出番よ。ねぼすけさん。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : エーリヒの亡骸をお姫様抱っこすると再び影海に身を沈める。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : その一瞬後、姿を現したのは美しきメルカバの体内の影より。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「お邪魔したわね。じゃあ後は任せたわよ。ランバスちゃん。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : エーリヒを座席に横たえると、ヴィクトリアは影海へと身を躍らせました。@
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「確かに受け取ったよ」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「肉体も、心もね」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「それだけあれば十分」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「エーリヒ、君に御者の権限を移行するよ」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「少女性の結晶を集める探求はいつでもできることではあるし」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「ただ目についた少女たちを喰らうだけでは発展性に欠ける」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「弁証法的物事は時に、矛盾との折り合いによって先に進めることもできる」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「君たち二人に、結晶は残っていなくても」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「星を産む可能性は残っている」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「ならば惑いなし、憂いなし、迷いなし」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「この魂を差し上げよう」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : オペラ:最終兵器を使用します!
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : オペラ予言:魂を破壊を選択して即実現!
[main]ランバス・ヘクサイェーガー :
[main]メルカバ : 最終兵器。それはあらゆる原理を捻じ曲げて実現する外の理なるもの。
[main]メルカバ : 「ランバス・ヘクサイェーガー 、拝領」
[main]メルカバ : それは死者の蘇生という呪わしい一芸すら為し遂げる
[main]メルカバ : 新たな御者を得たメルカバは頭部のコックピットを開き
[main]メルカバ : 白い手にエーリヒを乗せ
[main]メルカバ : 破壊された壁・・・・マルティナたちのいる一室に繋がる場所へと寄せる
[main]メルカバ : @
[main]マスター : ヴィクトリアに体を運ばれ、ランバスに魂と肉体をつながれ、エーリヒはメルカバの新たな御者となりました。
[main]マスター : 彼が、それに深い感謝を告げたのがあなたたちには聞こえるでしょう。
[main]マスター : マルティナの元へ、指輪と共にエーリヒが帰還するのを、あなたたちは見守ることでしょう。
ー場面8終了
[main]場面9:最後の帰郷 : 場所:マルティナのいる場所
ケダモノはマルティナのいる場所へ、エーリヒとともに訪れるでしょう。
[main]マスター : マルティナは、エーリヒの帰還をその目で確認すると、喜びの涙を流して彼を迎えます。
[main]マスター : 彼女を姿を初めて目にとめたあなたたちケダモノは、その幼さの残る顔に、昨今の戦争の過酷さを思うかもしれません。
[main]マルティナ : 「ああ、エーリヒ…こうして無事に帰って来てくれるなんて!」
[main]エーリヒ : 「ああ…こうして戻ってこれたのも、あの方々のおかげなんだよ」
マルティナの抱擁を受けて、穏やかな顔に笑みを浮かべて言います。
[main]マスター : エーリヒはそう言って、あなたたちを指し示します。
あなたたちは、マルティナにどんな英雄譚を聞かせるのでしょうか。@
[main]メルカバ : 「すべては、騎士エーリヒの望みのままに」
[main]メルカバ : 「彼は如何なる状況に置かれても、瞼の暗闇に貴方を映し続けていた」
[main]メルカバ : 「兜が割れ、剣が欠け、脚や腕を捥ぎ取られても」
[main]メルカバ : 「愚直に貴方だけを見ていた」
[main]メルカバ : 特技予言:「愚鈍の中にこそ~」を実現!
[main]メルカバ : @
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あらあら、ランバスちゃん。いいこと言うじゃない!」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : (でもその言い方、ニンゲンには違和感あるかもよ)苦笑い
[main]ヴィクトリア・エンプレス : (まぁ、確かにエーリヒが死んだとは口が裂けても言えないもんね。)
[main]ヴィクトリア・エンプレス : (でもあんたのお陰で、こうしてエーリヒちゃんをマルティナちゃんに会わせる事ができたわ)
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 〈特技予言:失われたはずのものが、思わぬ形で帰ってきました〉を、エーリヒの生還の流れとして実現します。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : (それにしてもランバスちゃん、あんたかっこ良過ぎるわよ。)
[main]ヴィクトリア・エンプレス : (あんたのこと見直した、絡繰り扱いしてごめんって言いたかったのに……)
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 若干潤んだ目を誤魔化すようにつぶやきます。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 〈特技予言:突然の別れ。懺悔も仲直りももうできません〉を、ランバスの疑似餌交代劇として実現します。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : @
[main]マスター : では、あなたたちの話を聞いて、マルティナはエーリヒが、ケダモノと手を組んだことでここまで戻ってこれたとを知るでしょう。
[main]マルティナ : 「貴方は、ケダモノ…?伝説の存在が本当にいたなんて」
そう言ってメルカバのケダモノとしての姿を現したランバスを見上げました。
[main]マルティナ : 「それでは、きっと貴方も…」
そう言って、ヴィクトリアも見つめるでしょう。
[main]マルティナ : 「…ありがとうございます、伝説のケダモノの方々」
[main]マルティナ : 「貴方がたのおかげで、エーリヒは帰ってこれたのですね。…あなたがたのことは忘れません」
[main]マルティナ : 深く礼をして、次いで、どこか畏れ深く口を開きます。
[main]マルティナ : 「…お名前を、伺ってもよろしいですか?あなた方の名を、シンボレアの歴史に刻みたいのです」@
[main]メルカバ : 「識別名はエーリヒとなっている・・・・しかし」
[main]メルカバ : 「更新前はランバス・ヘクサイェーガーと記録されていた」
[main]メルカバ : 既にランバスを構成していたデータの塊は、再構成されつつある
[main]メルカバ : 特技予言:「内側から乗っ取られてしまいました」を実現!
[main]メルカバ : @
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「マルティナちゃん、礼には及ばないわ。あたしは慈愛のケダモノとしてあんた達の愛の物語を鑑賞するのが報酬だったのだから。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あ、そうそう、あたしはヴィクトリア。“深淵の女帝”と呼ぶものもいるわ。」鮫のように笑う@
[main]マスター : 貴方たちの名を聞いて、マルティナは恐れ多い様子でその名を口にしました。
[main]マルティナ : 「ランバス・ヘクサイェーガー様、ヴィクトリア様ですね。」
[main]マルティナ : 「改めて、エーリヒを助けていただきありがとうございます…!」
そう言って再び深く礼をしました。
[main]マルティナ : 「…それと、シキベツメイ?と言うのは何でしょうか?」
ランバスとヴィクトリアを交互に見て、首をかしげました。
隣のエーリヒも、どう説明すればいいのか分かっていない様子です@
[main]メルカバ : 「他者が私を呼ぶことを目的とした名だ」
[main]メルカバ : 「内部的には識別名と識別IDをリレーションした識別子によって機体間のユニーク情報を管理し・・・・」くどくど
[main]メルカバ : 「以上が、識別名の説明となる」
[main]メルカバ : @
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あー、あたしにも難しいことは分かんないけど、……」頭を掻きかき
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「これからは『エーリヒ』って呼べば、そのケダモノ:メルカバちゃんが、その麗しい見た目によらない暴虐の力を振るってくれるわ。」@
[main]マルティナ : 「そ、そうなのですか…つまりエーリヒはケダモノに…なったということなのですね!」
[main]マルティナ : 動揺を隠せず聞きます@
[main]メルカバ : 「肯定。彼は自我の断絶の瞬間までケダモノの御者であり続ける」
[main]メルカバ : 「削除予定のログを参照するならば」
[main]メルカバ : 「この力の行使者として、何時も貴方と共にあるものと推測される」
[main]メルカバ : @
[main]マルティナ : 「死の間際までのケダモノの御者…ですか」
[main]マスター : 現実味のない言葉を口にし、エーリヒを見たマルティナに、彼は微笑みかけました。
[main]エーリヒ : 「…彼、ランバス殿が、訳あってこうして僕を救ってくれたんだ」
[main]エーリヒ : 「僕がシンボレアの騎士として生きている間、力を貸してくれるって、言ってくれたんだ」
[main]エーリヒ : 「どれだけ感謝をしても足りないよ。もちろん、マダム・ヴィクトリアにも!」
[main]マスター : 彼も、改めて貴方たちにお礼を言って、言葉を続けます。
[main]エーリヒ : 「ケダモノ殿方、勝手な申し出ですが、しばらくこちらに留まってはいかがでしょう」
[main]エーリヒ : 「僕を、国を救ってくださったのです、何かお礼をさせてください」@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「マルティナちゃん、エーリヒちゃんについて不安な気持ちを抱いちゃうのも無理はないわ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「そうね、あたしが不安材料を少しだけ消してあげる。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「エーリヒちゃん、あの指輪貸して頂戴。」手を差し伸ばす。@
[main]メルカバ : 「これを」
[main]メルカバ : メルカバの巨大な掌の上に、米粒よりも小さい光るものを乗せてヴィクトリアに手渡す
[main]メルカバ : @
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あ・り・が・と♡」ウィンク
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「さ~て、あたしは七つの海と影海を股に掛けた海賊、宝飾品にはちょっとばかし詳しいのよ~」腕まくり
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「ドラゴネットのコソ泥から取り戻したとき、輝きに陰りがあったから、もしかしたら偽物に差し替えられたのかと思ったのだけれど……。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 船長のマントで汚れを拭き、陽の光に石をかざし、そして安堵の吐息を漏らす。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「お二人さん、安心なさい。これは正真正銘ホンモノのお宝よ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「指輪はお互いの心臓に近い左手の薬指に嵌めるっていうでしょ。これからは無くさないように、しっかり付けておきなさい。」微笑んでエーリヒに手渡す@
[main]エーリヒ : 「そんな宝物だったんですね!…ありがとうございます」
手渡してくれる貴方に礼を述べて受け取ります。
[main]エーリヒ : そして、やっと自分の手で取れた喜びをかみしめるように、そっと薬指にはめました。@
[main]メルカバ : 〈予言:マルティナに形見の指輪を渡しました〉を実現します!@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 指輪をはめたエーリヒの手を取り、口元に人差し指を立て、目を閉じて何かに聴き入っています。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「エーリヒちゃん、あんたの愛するマルティナちゃんの鼓動が指輪から伝わってきてるでしょ。あんたにも感じられる?」@
[main]エーリヒ : 「…ほ、本当だ!鼓動が聞こえる」
[main]エーリヒ : 「これが、指輪の力…なのですか」
貴方と同じように、聞き入るように目を閉じました@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「ノンノンノン。」指を振りつつ
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「こんなのは指輪の機能の一つに過ぎないわ。大事なのはここから。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あんた、もっとよ~~くよ~~~~く、耳を澄ませてみなさいな。もうひとつ小さな小さな心音が聞こえて来てるのじゃなくって?」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : ここで伝説:獣の本能 を使用します。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 〈予言:指輪は偽物にすり替えられていました〉を、〈予言:マルティナは子を宿していました〉に差し替えます。@
[main]エーリヒ : 「む、むむ…?言われてみると、聞こえてくる気がします」
指輪を耳にくっつけて聞いています。
[main]エーリヒ : 「いったいどこから聞こえてるんだ…?マルティナのそばにいる人のも、一緒に聞こえるんだろうか?」
気づいていない様子です@
[main]メルカバ : 「否」
[main]メルカバ : 「それは近しき者のみに届く音」
[main]メルカバ : 「侍従や遠い血縁者は該当しない」
[main]メルカバ : 「彼らよりも、マルティナの近くにおわす小さな者」
[main]メルカバ : 「近くとは、座標、血、心。いずれの意味においてもトートロジーとなる」
[main]メルカバ : 「エーリヒとマルティナ、その結晶は既にある」
[main]メルカバ : 「聴覚機能の拡張が必要とあらば要請されたし」
[main]メルカバ : @
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「エーリヒちゃん、しっかりしなさい!あんたこれからお父さんなんだから。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 彼の指輪の手をマルティナのお腹に当てさせる。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 〈特技予言:愛が芽生え、育まれました〉を、
エーリヒとマルティナとその子どもが築いていく幸せな家庭として実現します。@
[main]エーリヒ : 「お、お父さん!?えっと、それじゃあこの音って…!」
そう言われ、お腹にあてた手からもかすかに感じる拍動を聞きます。
[main]マルティナ : 「…ええ、エーリヒ、貴方の子供ですよ!」
[main]マルティナ : 「…戦況の苦難を乗り越え、国の皆と、ケダモノの方々にも祝福された命です、会うのが楽しみですね」
どこか年相応な笑みを見せました。
[main]マスター : エーリヒは言葉も無く感嘆を漏らしていましたが、「うん…楽しみだ!今から会いたくて仕方ないよ」と、はにかんだような笑顔をこぼしました。@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : (これよ、これ。この幸せを絵に描いたような光景。これが観たかったのよ。)ほくほく顔で@
[main]メルカバ : ここにはいない誰かも、きっと天からその景色を見ているだろう@
[main]マスター : 城伯を亡くしたシンボレアは、マルティナとエーリヒとその弟ヤン共に、復興していくでしょう。
[main]マスター : どうなるにせよ、戦乱の時代と無縁にはいられません。
ここシンボレアの戦いも、この戦争の片隅の出来事にすぎません。
王国のあちこちで未だに帝国軍の侵攻がつづいています。
[main]マスター : それでも、このシンボレアは、ケダモノに救われ、祝福されたのです、きっと永く栄え、多くの人が幸せ手良き日を送るでしょう。
[main]マスター : ==========================
[main]マスター : それでは、ここで予言実現の後日談をはさみます。@
[other]マスター : choice(息子,娘) (choice(息子,娘)) > 娘
[main]メルカバ : それから月日は流れ、マルティナが新たな大公となり、エーリヒは変わらず騎士であり続けた頃
[main]メルカバ : 戦火で焼けた地は荒廃し、復興の手が及ばない地も少なからず残されていた
[main]メルカバ : 帝国の手によって、土地を汚染する毒性の兵器が用いられたのだ
[main]メルカバ : 無論、ケダモノの力はそういった人の力を凌駕する
[main]メルカバ : 「我が御者、我が大公。進言を許されたし」
[main]メルカバ : @
[other]ヴィクトリア・エンプレス : リーリエはドイツ語で百合。 白百合の花言葉は「純潔」「威厳」。
[main]エーリヒ : 「ぜひ!ランバス殿」
彼はいまだ、貴方をかつての名で呼ぶ、数少ないケダモノです@
[other]マスター : いい名前すぎ
[main]メルカバ : 「土地が汚染されたままでは復興すること能わず」
[main]メルカバ : 「それのみならず」
[other]マスター : カレンデュラ(別名キンセンカ)花言葉「献身」「慈愛」「乙女の姿」「変わらぬ愛」
せっかくならミドルネームにしたいな。
[main]メルカバ : 「我らがシンボレアの若き姫、リーリエ嬢への贈り物として」
[main]メルカバ : 「我が力の大規模行使を要請する」
[main]メルカバ : @
[main] リーリエ : 「わたしへのおくりもの?なにをこうしするの、メル?」
父母の影響で、ケダモノへの恐れも少ない彼女は、貴方を愛称で呼んでいます。@
[main]メルカバ : 「土地の浄化機能を行使する」
[main]メルカバ : 「土壌の中の微生物類にはたらきかけて自然の治癒能力の活性化を促し、本来200年の年月を要する浄化にかかる時間を・・・・」くどくど
[main]メルカバ : 「以上が、土地の浄化機能である」
[main]メルカバ : @
[main] リーリエ : 「う、うーん?なんかみどりゆたかになるってことかしら?それならすてきね!」@
[main]メルカバ : 「肯定」
[main]メルカバ : 「大地は黒いばかりではない」
[main]メルカバ : 「リーリエ嬢はそを知るべしと、我が回路が強く訴えかけている」
[main]メルカバ : @
[main]マルティナ : 「戦場で荒れた土地を、自然豊かに再興してくださるのですね。確かに、国の皆知る広大な地は荒れ果てています。」
[main]マルティナ : 「私も、あなたの考えには同意します、ケダモノ殿」@
[main]メルカバ : 「肯定。されど一つ懸念点あり」
[main]メルカバ : 「汚染された土地の面積から推定するに、我の活動エネルギーを全て使用しなくてはならない」
[main]メルカバ : 「行使の後、復旧まで一年は稼働不可となる」
[main]メルカバ : 「ケダモノの抑止力を喪失したまま、帝国と向き合えなくてはならない」
[main]メルカバ : @
[main]マルティナ : 「…心配は無用です。その抑止力を盾にしたのも、ほんの一時」
[main]マルティナ : 「我々には立て直した国と土地の他にも、他の国々と締結した条約があります」
[main]マスター : それに加え、外交についてきた貴方は、マルティナやエーリヒ、ヤンの人柄も、他国の人々に良い影響を与えていたのを知っているでしょう。@
[main]メルカバ : 「ならば迷いはなし」
[main]メルカバ : 「参りましょう。リーリエ嬢」
[main]メルカバ : @
[main]マスター : 貴方に呼ばれ、リーリエは喜んでついていきます。執務も滞りないのか、エーリヒやマルティナも一緒に向かうでしょう@
[main]メルカバ : 三人と一機は、戦場跡にやってきた
[main]メルカバ : 「ここが起点として、最適な地点」
[main]メルカバ : 「我が御者、我が大公、我が姫君。一年に及ぶお暇を拝領する」
[main]メルカバ : そういうと、全身から光が溢れ出す
[main]メルカバ : 眩い光は周囲のすべての人間の視界を覆い尽くし
[main]メルカバ : 今一度目を開けば、辺り一面に花畑が広がっていた
[main]メルカバ :
[main]メルカバ : 特技予言:「エネルギー」と「地形を変えてしまいました」を実現!@
[main]マスター : あなたは、御者の子供のために花畑をつくりました。
[main]マスター : ケダモノがつくった花畑なのです、ちょっとやそっとでは枯れません。
きっと、あなたが目覚める事には、もっとたくさんの花が咲き誇っている事でしょう。
[main]マスター : それと、目覚めた後の三人からの言葉を楽しみに、眠るのかもしれませんね。
[main]マスター :
[main]ヴィクトリア・エンプレス : エネルギーを使い果たし、くずおれるメルカバの身体を背後から抱き留めて一言。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あんたはいつでも無茶をするね。そんなところは幾千年経とうがこれっぽっちも変わっちゃいない。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「それにしてもいい花畑ね。真っ白な花びらが見渡す限り広がって、まるで大海原のよう。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「後のことはあたしに任せてしばらく休むがいいわ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「もしかしたら、あたしが海底から拾ってきたオーパーツとやらがあんたの役に立つかも知れないし。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : オペラ:過越の加護を使用します
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「本当のことを言うと、最高に幸せな瞬間に光輝く最高の魂を喰らってやるのも考えなかったわけじゃあないのよね……。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「でも、あたしはやっぱりハピエン厨なの!!こればっかりはやめられないのよ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 〈オペラ予言:あなたの獲物は愛するモノと共に、幸せな生涯をおくりました〉を実現します。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「ただいま、リーリエ。いい子にしてたかい?」にっこり
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「とびっきりの冒険談があるのよ。土産物もね。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「さぁ、みんなでお家に帰ろう!」リーリエを肩車@
[main] リーリエ : 「わー!おねえさま、おひさしぶりだわ!」
肩車をされ、あなたの上から鈴のような笑い声が響くでしょう。@
[main]メルカバ : 受け取ったオーパーツの恩恵もあってか、一年どころか二か月ほどで復旧に成功したのは後の話である
[main]メルカバ : ・・・・
[main]メルカバ : 一面の花畑。白い楽園に一つの影あり
[main]メルカバ : 帰路につく家族の背を眺め
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「清らの乙女はかくありき」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「レースのパラソルを回し」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「金糸雀のように歌う」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「フリルのパニエは日の輝きの中、花と乙女とを分かち」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「爛々と輝ける瞳は美しき世界を映す」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「小さな唇は菓子を齧り、時に嘘をつき、ベエゼを交わすために薄く濡れている」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「筆舌に尽くしがたし、清らの乙女はかくありき」
[main]ランバス・ヘクサイェーガー : 「その行く末に、幸のあらんことを」
[main]メルカバ : 吹く風に、影は消えた
[main]メルカバ : @
[main]マスター : 皆が、シンボレアの小さな姫を祝福していました。
[main]マスター : シンボレアの外のケダモノも、どこかのケダモノの残り香も。
[main]マスター : ===========================
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「シンボレアも久しぶりだわ。」国境に広がる百合の花畑を眺めながら独り言つ。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「マルティナお嬢さん、いや今は先の女大公陛下さまだったか。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「ニンゲンの命と言うものは、どうしてこうも短いのやら。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「エーリヒも今やおじいちゃん、……いや、ランバスちゃんのお陰で歳は取っていないんだっけ?」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「ま、いいわ。早く顔を見せてアタシの元気を分けてあげなきゃ!」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 城への道を急ぎます。@
[main]マスター : 果たして、マルティナが療養している寝室には、彼女を囲んで一族が一同に介していました。
[main]マスター : 彼女は、ニンゲンで言うところの百何歳に当たるそうです。
[main]マスター : 先日の生誕の会でも盛大に祝われたことも、周囲から小耳に挟むでしょう。
[main]マスター : エーリヒも未だ騎士の姿のまま、あなたを迎えるでしょう。@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : ヴィクトリアは、先代女大公を見送ろうと高貴な人々がしめやかに集う城の中を、傍若無人にのしのしと歩いてマルティナの寝室までやって来ます。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「マルティナお嬢ちゃん、お久しぶり!元気してた?……って感じでもないわね。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「リーリエちゃんもまあご立派になって!」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「そこのちっちゃい二粒の真珠はリーリエの娘たちかい?」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「この家系は代々別嬪さん揃いの血筋なんだねぇ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : びっくりしているカレンとデュラを見やり
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「おっとっと!こりゃあ済まなかったね。あたしはヴィクトリア。マルティナおばあちゃんと、エーリヒおじいちゃんのトモダチなんだ。怖がらなくてもいいよ。」焦りつつ
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あ、そうだ。これをあげよう。」目線の高さに合うようにしゃがんで、大きな拳を二つ握り二人の前に見せます。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「どっちでもいい、好きなほうを選びな。」にっこり。@
[main]マスター : リーリエの双子の娘たち、カレンとデュラは、あなたの陽気な自己紹介にほっとした顔を見せます。
[main] カレン : 「お久しぶり…かしら、マダム・ヴィクトリア!あえて光栄ですわ」
[main] デュラ : 「光栄ですわ」
二人並んで微笑みます。
[main] デュラ : 「…何かしら?素敵なものを持ってきてくださったのね」
[main] カレン : 「嬉しいですわ、ありがたくいただきましょう」
マルティナへの悲哀の表情をかくすように、二人ともやさしい笑顔で、あなたのこぶしを指さします。
[main] カレン : 「わたくしは右のを」
[main] デュラ : 「わたくしは左のを」@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「二人ともちゃんと挨拶ができて大したもんだ!」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「よーし、分かったよ。じゃあこちらから。」右の拳を開きます。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : そこには珊瑚をあしらった金のペンダントが。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 左の拳を開くと、真珠をあしらった銀のペンダントが乗っていました。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「海にはいろんな宝物があるのよ。今度あんたたちも連れてってあげるわ♡」ウィンク@
[main] カレン : 「まあ素敵!海にはこんなにきれいな宝石があるのね」
[main] カレン : シンボレア周辺には海がありません、初めて目にする珊瑚に、子供の用に目を瞬かせました。
[main] デュラ : 「すてきな飾りのネックレスですわ!お母さまやおばあ様から伺った海の宝石のお話は、これのことだったのですね」
[main] デュラ : 双子はおろそいのペンダントに、普段の明るさをとりもどし、にこやかに礼を言うでしょう。
[main]マスター : いつか連れて行く、との言葉にも、喜びの言葉を乗せるでしょう。
[main]マスター : 久しぶりのかつての群れの来訪に、メルカバのあなたも、彼と挨拶をかわすでしょう@
[main]メルカバ : 「マダムの再来を歓迎する」
[main]メルカバ : 「八十八の春を過ぎてなお麗しい」
[main]メルカバ : 「否・・・・その美しさはより磨かれている」
[main]メルカバ : 「あなたを知る者は、皆歓迎している。それは私も同じ」
[main]メルカバ : 「エーリヒを搭載するよりも前を知る唯一の友よ」
[main]メルカバ : @
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あ~ら、嬉しいこと言ってくれるじゃな~い♪」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あんたも少しは美的センスってものが分かってきたようね。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「……冗談はこれくらいにして、と。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あんたがいてくれたお陰で、あたしは安心して大海原を渡って来れたし、このシンボレアにも帰って来れたわ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「ありがと。礼を言うわ。」@
[main]メルカバ : 「こちらこそ、僅かな歳月の中でシンボレアの民の幸福な顔をいくつも見ることができた」
[main]メルカバ : 「これはマダムの助力なしには為しえなかったことである」
[main]メルカバ : 「今はなき一つ前の乗り手に代わり、感謝の意を述べる」
[main]メルカバ : @
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 大げさな身振りでハグをします。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 耳元でささやく
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「で、マルティナちゃんはもう長くないの?」@
[main]メルカバ : 「肯定」
[main]メルカバ : 「あらゆるコンディションが緩慢ながら不可逆の低下を示している」
[main]メルカバ : 「生命維持は既に危険域に達し・・・・恐らく本日中には眠りにつくであろう」
[main]メルカバ : @
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「……そう、ありがと。」肩をぽんぽんと叩いて離れます。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 悲しい表情を隠して振り返り、笑顔でマルティナに語り掛けます。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あんた。もっと生き永らえたくな~い?」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「ヤオビクニだっけ?
アタシが一声掛けりゃ人魚の肉だって手配できちゃうわよ。」表情を見つめながら。@
[main]マルティナ : エーリヒに手を握られながら、彼女はうっすらと目を開き、あなたへ微笑みかけます。
[main]マルティナ : 「マダム…ですか。お久しぶりです、来訪に気づけず…申し訳ない」
老女のかすれた声でそっと挨拶するでしょう。
[main]マルティナ : 「…長生きですか…?嬉しいことに、もう十分生かされてきましたわ」
[main]マルティナ : 「…あなたがたのおかげでね…」
細い目を優しくすがめ、ヴィクトリアと、メルカバへ微笑みかけました@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「いい覚悟だね。
確かにあんたとっても幸せそうだ。」周りの家族たちを見回してうなずく。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「わかった。安心しな。
あたしは最も遠き海を渡る船頭とは顔見知りなんだ。
あんたの船旅は最高のものしてみせるさ。」潤んだ目を誤魔化すようにニッと笑います。@
[main]メルカバ : 「大公陛下の選択を、私は肯定する。その意思の赴くがままに」
[main]メルカバ : 「そして、我が仕手も・・・・」
[main]メルカバ : 感情の乗らない機械的な喋りが多いメルカバにしては珍しく、どこか翳りの帯びた声音だ
[main]メルカバ : @
[main]マルティナ : 動かすのが億劫なのか、細い目の笑顔のまま、謝意を告げるでしょう。
[main]マルティナ : 「嬉しいわ…マダム。遠いケダモノ殿である貴方には、お礼を言う機会も少なかったから…最期に伝えれそうで」
[main]マルティナ : 「私たち、エーリヒ、ヤン、リーリエ、カレンとデュラ…そして我が領民へ、海のすばらしさと、ケダモノの慈愛を教えてくれてありがとう」
[main]マルティナ : 「機械のケダモノ殿、メルカバ。貴方へは無茶をいろいろと言いましたね。」
[main]マルティナ : 「リーリエが生まれてからは特にそうでした。エーリヒがあなたを好き勝手乗り回していたのも、昨日の事のようですわ」
[main]マルティナ : 「…私たちを今日まで護ってくれて、ありがとう。」
[main]マルティナ : 彼女は、親愛な友人にするように、栄誉ある騎士にするように、あなたたちへそう言いました@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「こちらこそありがと。あたしはここシンボレアに返って来るのが毎回楽しみだったのよ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「それもあんたたちがケダモノであるあたしを家族同然に迎えてくれたから。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あんたの子どもたちの事は心配しないでいいわ。なんたって永遠を生きるケダモノ、“深淵の女帝” であるあたしがついてるんだからね。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : もう片方の眼から涙がこぼれるのを隠そうともしていません。@
[main]メルカバ : 「我が手はエーリヒの望みがためにある」
[main]メルカバ : 「如何なる願いも叶えるだけの機能が私には備わっている」
[main]メルカバ : 「その両輪にて、無茶を聞き届けられて幸いである」
[main]メルカバ : 「エーリヒは大公陛下なくして立ち上がることはなく」
[main]メルカバ : 「また我らケダモノと出会うこともなかったであろう」
[main]メルカバ : 「今日まで、すべては連続している」
[main]メルカバ : 「私はそのすべてを記録し、昨日の出来事のように再生することができる」
[main]メルカバ : 「我がメルカバとして意義、居場所は貴方なくしては何もなかった」
[main]メルカバ : 「感謝する」
[main]メルカバ : @
[main]マスター : あなたたちの言葉に、マルティナは再度、礼を返し、微笑むでしょう。
[main]エーリヒ : 「…僕も、ケダモノ殿方には、言わなくちゃいけないことがいっぱいあるな」
[main]エーリヒ : 「ほぼ全部マルティナが伝えてくれた…けどね!…改めて、僕からもあなたがたに感謝を伝えたい」
[main]エーリヒ : 彼はそう告げ、マルティナの傍に控えるリーリエと似た、精悍で穏やかな笑顔を見せました。
[main]マスター : リーリエもそれにならうように、マルティナの死の間際に訪れたあなたと、これまでずっと仕えてきたあなたへ礼を告げるでしょう。
[main] リーリエ : 「母上はこの御年になられ、私に大公の座をゆずられてからも、家族を案じ、民を案じ、その幸せを祈っていました」
[main] リーリエ : 「これからは、私も、皆の幸せを祈り、よい国にするよう励まなくては…」
[main]マスター : リーリエの涙の流れる頬を、マルティナにかわってエーリヒがぬぐいました。
彼の目も涙がこぼれていました。
[main]マスター : 皆が皆、すぐにマルティナの死を受け入れられることは無いのでしょう。
[main]マスター : それは、あなたがたケダモノも同じなのかもしれません。
[main]マスター : ===================
[main]マスター : それからしばらく、街の景色が移り変わりました。
[main]マスター : ヴィクトリア、あなたはまた、虫のしらせか、メルカバの報せかで、シンボレアを訪れていました。
[main]マスター : ―…エーリヒがもうじき旅立つそうです@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「ただいま~。帰ったわよ!みんな元気してた~?」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 自分の家のように、にこやかに城の門をくぐります。@
[main]メルカバ : ヴィクトリアが城門をくぐると、見慣れたメルカバの姿がある
[main]メルカバ : カメラアイがその姿を捉え、コックピットが開くと
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : そこには貴方の見知らぬ青年が鎮座していた
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : @
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あら、坊やとは初めましてかしら。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あたしはヴィクトリア。先代のマルティナちゃんとエーリヒちゃんのトモダチよ。よろしくね。」にっこり@
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「はい、その名は聞き及んでおります。マダム・ヴィクトリア」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「私はエルンスト・フォン・ルドルフ」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「エーリヒ様に代わり、メルカバ騎士の地位を授かった者です」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「この有様ですから、様式に沿った礼ができぬ点はご容赦を」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 四肢なし獅子の呼び名の通り、彼には手足がない
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 彼は生まれつき両腕を持たず、腕の代わりに鎖を身体に巻き付けて鞭のように振るって戦場を駆けた
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 後に領土防衛のための戦いにて両足をも失う
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : そんな彼の功績とエーリヒの考えから、メルカバの代替わりが決まったのだった
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : @
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あら、あんたが新しい御者……。」試すような視線で見やった後
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「いい面構えね。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「それに手足の一本や二本、……あんたの場合は四本かしら。そんなのこっちは気にしないわよ。海賊にとっちゃ日常茶飯事。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「それより、代替わりしたって事は、エーリヒちゃん、元気してるの?」表情をやや曇らせて問います。@
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「そう言っていただけると嬉しいです」面構えとか、四肢なしを気にしないことに対してね
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「エーリヒ様は・・・・私の追いかけた大きな背は既に小さく、見えます」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「ご案内するよう仰せつかっています。こちらへ」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 言葉で伝えるのがつらいのか、見てもらうことを選ぶ
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : @
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「そう。……じゃあ、案内を頼むわ。」心配そうな表情で城の奥へと向かいます。@
[other]マスター : 1D100 (1D100) > 8
[other]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 1d100 俺は負けねえぞ (1D100) > 64
[main]マスター : ヴィクトリア、あなたは心のどこかに懐かしい気持ちを抱きながら、城のらせん階段を駆け上ります。
[main]マスター : エーリヒの居室は、大公の夫となっても、かつて騎士だったころの時の質素なたたずまいを要していました。
[main]マスター : そこには、マルティナの時と似たように、一族の多くがいました。
大公を務めあげているリーリエも、彼の傍にいました。
[main]マスター : かつての面影より、老いた色のある顔は、それでも精悍な騎士のものでした@
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「エーリヒ様。マダム・ヴィクトリアをお連れいたしました」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : メルカバから分離したコックピットの一部を車椅子代わりに城内を移動し、その部屋へとやってきた
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 車輪が回り、曲者の侵入を想定した位置につく
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : @
[main]エーリヒ : 「マダムが…?ああ、本当に来てくださるとは」
[main]エーリヒ : 「どうぞ中へ。…ルドルフも、案内ご苦労。せっかくだし入っておいでよ」
[main]エーリヒ : 穏やかに告げる声が、彼が自分の死期が間近だとさっとていると分かるでしょう@
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「かしこまりました」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 意を酌み、部屋の中へとなき足を踏み入れる@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 廊下でそのやり取りを聞き、エーリヒの声の生気の無さを実感するヴィクトリア。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 己が頬を両手で叩き、意を決して部屋へと踏み入る。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「エーリヒちゃん、お久しぶり!元気してた?……って感じでもないわよね。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「なんだかまるで初めて会ったときを思いだすわ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あんた戦場にぼうっと立ってて、向こうが半分透けた亡霊みたいななりだったじゃない。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あたしらケダモノにとってはついさっきみたいなもんだけど、あんた覚えてる?」にやり@
[main]エーリヒ : しわのよった顔で笑うと、数度頷きます。
[main]エーリヒ : 「ええ、もちろん…!あの日、死後に味わった冒険譚は忘れようもありません」
[main]エーリヒ : 「この指輪を持って帰るために、あなたがたに声をかけたのが、すべての始まりでしたね…」
そう言って指輪を撫でる彼の顔は、かの日を思い出すように、どこかはにかんだ色をしていました。@
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「エーリヒ様、見たことのない表情だな」独り言@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「そうそう、あたしとランバスちゃんがあんたをマルティナちゃんに会わせようとしたあの旅ね。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「楽しかったわ~。実に良い物語を鑑賞させてもらったわ。本当にありがと。」にこ
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「でも、……あたしにとっては昨日のことのようだけど、今やランバスちゃんもマルティナちゃんも、この世にはいなくなってしまったのよね。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 水平線の彼方を見やるような眼で。@
[main]マスター : あなたの言葉に、エーリヒも憂いを帯びた目で同意を返します。
[main]マスター : 彼にとってもまた、ランバスは良き旅の友でした。
[main]マスター : マルティナは最愛の妻でした。
[main]エーリヒ : 「…ケダモノの身になったとて、別れが惜しくなくなることはないのですね。」
[main]エーリヒ : 「ですが、愛する人々の命の間際まで傍にいられたのは、幸福なことでした…これからは、叶わないことなのでしょうが」
困ったように笑います@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「おやおや、もっとたくさんの人々の最期を看取りたいのかい?こりゃあまた欲張りだね。」大げさに驚いた風に
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あんたの始めた物語の幕は、そろそろ仕舞ってもいい頃合いじゃないの?」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「じゃなきゃ、また愛するマルティナちゃんを待たせることになっちゃうわよ。」意地悪そうな笑顔で。@
[main]エーリヒ : 「ははあ、あなたも優しいケダモノ殿だ!…おっしゃるとおりですね。もう心残りなんて、ほとんど無いのですよ」
[main]エーリヒ : 「マルティナのようないい人が、いつまでも待っていてくれるともかぎらないですもの」
[main]エーリヒ : どこかあなたと似た笑顔で答えました@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「安心しな。マルティナのいる彼岸は時間の理から解き放たれた岸辺だ。永遠に変わらぬ想いであんたのことを待ってくれているはずさ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「しかし、あんたもはっきりしない男だね。『心残りなんて、ほとんど無い』ってなあに?」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「まだ心残りがありそうな口振りじゃない!」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あんたとマルティナの可愛いリーリエは今やこんなにご立派な女大公陛下さまさまだ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「孫娘の2粒の真珠、カレンとデュラもすくすくと真っ直ぐ育っている。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「しばらくは戦乱の気配もなく、シンボレアも平和に治まってる。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「いったい他に何が心残りだって言うんだい?」@
[main]マスター : 大公リーリエと、双子のカレンとデュラも、かつての喪失を経験しているためか、しじまのような悲しみがそっと広がっていました。
ですがあなたたちの会話で、それもほころぶような色づきを見せます。
[main]エーリヒ : 「さすがはマダム、気づかれてしまいましたか」
[main]エーリヒ : 「…これは、かつてランバス殿であったころの記憶なのでしょうが」
[main]エーリヒ : 「賭けは結局、どちらが勝ったのだろうかな、と…今わの際に気になってしまって」@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あ~ら、あんたも古いこと覚えてるわね。って言うかそれランバスちゃんの記憶を盗み見ちゃったってこと?なかなかいい趣味してるじゃないの。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あの賭けはあたしの勝ちよ。あたしはあんた達の愛が成就することに賭けたの。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「でもね、賭けの相手はその結果が出る前にこの世からいなくなったわ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「いや、むしろこの愛を成就させるための一番の立役者だったと言っても過言じゃないわ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「それを想えば、この賭けはあたしの完敗、なのかもしれないわね。」微苦笑を浮かべつつ@
[main]エーリヒ : 「…左様でしたか…それならば、すべてはあなたがたの賭けのおかげ、だったのですね」
[main]エーリヒ : 「…知れて良かったです。あちらでランバス殿に会うことがありましたら、重ねて礼を伝えなくては」
そう微笑み返します。
[main]エーリヒ : 「今日はよい日です。愛しい者たちに囲まれて、愛する者の元へ旅立つ折に、かつての恩人へ礼を言う機会もいただけるなんて」@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「なんだあんたそんな事を気にしてたの!?」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「でもいいわ、心残りは無いに越したことないわよね。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「でも、いい機会だわ。ランバスちゃんにもよろしく言っておいてね。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あらいけない!あたしばっかりあんたとおしゃべりしてない?」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「騎士の務めの引継ぎとかあるんじゃない?」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「それに、何より愛する家族との時間を大切になさいな。」やさしく微笑む@
[main]マスター : 慈愛に満ちたあなたの顔に、エーリヒもつい忘れ事を思い出したように、笑いました。
[main]エーリヒ : 「ありがとう、そうさせていただきましょう」
[main]エーリヒ : 「…ルドルフ、おいで」@
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「はい」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 車輪が回り、エーリヒを横たえる寝台に近づく
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : エーリヒもまた人であった。その光景を映していた瞳を向ける
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : @
[main]エーリヒ : 「君には、国の守護なんていう、大役を負わせることになってしまったね」
[main]エーリヒ : 「両の腕のない中、重圧にどう耐えるべきか、分からなくなる時も来てしまうだろう」
[main]エーリヒ : そんなことないかな?と小首をかしげてみせる@
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「身に余る地位をいただいたと存じておりますが」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「エーリヒ様の思し召しとあらば」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「この国に応えぬ騎士はおりますまい」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「役目の重さも、不祥の器の頂たることも」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「我が喜びにございます」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : @
[main]エーリヒ : 「そうかしこまられると、やっぱり照れ臭いな」
[main]エーリヒ : 「でも、喜んでくれてるならいいのかな…?いつか君が、それ以上の喜びにあふれると、僕は嬉しいな」
[main]エーリヒ : 「メルカバのかつての御者のランバス殿も、僕も、最上の喜びは別にあったからね」
[main]エーリヒ : 「もし道に迷うことがあるなら、その機械の身に聞いておくれ。」@
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「それ以上の喜び・・・・今は想像し難いものです」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「騎士の道とは根にして茎。余人はその上に咲く花ばかりを愛でるものと」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「エーリヒ様の背中は語っておいででしたから」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「花の頂点として、貴方に代わる者になれるほどの喜びに勝るものを、今は知りませぬ」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「・・・・」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「それが何処かにあるとするならば」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「なかったはずの我が腕がある・・・・ことでしょうか」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : メルカバの一部に視線をやる
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「我が腕に問えばよいのですね」@
[main]エーリヒ : 「ふふ、ルドルフの思うまま、問えばいいと思うよ」
[main]エーリヒ : 「どんなところからでも、応えはきっとくるからね」@
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「思うがままに、ですか」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「理不尽の奥底からでも・・・・答えは生まれ出ずる、そうなのですね?」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : @
[main]エーリヒ : 「うん、その応えを、君なら見出せるよ。」@
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「ではいずれ、見つけ出した答えのご報告に参れる日を・・・・待ち望みます」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「それまで、エーリヒ様の代わりにシンボレアを守護し」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「千年の栄華をもたらす一助となりましょう」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : @
[other]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 1d2 1ならやる (1D2) > 1
[main]エーリヒ : 「ふふ、分かった分かった、それじゃあそのころまでに、僕の友達みたいになっくてくれたら嬉しいな」
[main]マスター : エーリヒは、リーリエの手に自分の手を重ね、家族の安泰を願い、カレンとデュラの髪を撫で、安らかな時が多く訪れるよう祈りました。
そしてまた、騎士ルドルフにも、その安寧の時が必ずもたらされるように口にします。
[main]マスター : 彼はあなたたちの手をとり、あなたたたちとの最期の別れに口を開きます
[main]エーリヒ : 「ありがとうございます、僕が再び国を守れるようにしてくれて」
ラハブのあなたへそう告げ、
[main]エーリヒ : 「僕が再び、愛する人のそばにいれるようしてくださって」
メルカバのあなたへそう告げます。
[main]マスター : その顔は、晴れ渡るシンボレアの空のようで、一片の心残りもありませんでした。@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 〈イントロ予言:エーリヒは思い残すことなく、この世を去りました〉を実現します@
[main]マスター : =======================
[main]マスター : エーリヒはそうして旅立ちました。
[main]マスター : それを見送ったあなたたちケダモノは、どのような言葉を交わすのでしょうか?@
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「それにしても、あんたの疑似餌たちめんどくさいわねぇ。見ててやきもきしちゃったわよ!」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「それが騎士道とか機械的に正確性をうんぬんかんぬんてヤツ?」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あんなのねー『ありがとう。後は頼んだよ』とか言ってがっしり握手とかしとけばいいのよ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「すべて言葉にしなくたって伝わるもんはあるでしょ!」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「野暮ってもんよ、野・暮!」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 言葉に反してヴィクトリアの顔には笑顔が浮かんでいます。@
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「野暮、ですか」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「そういうものだったのですね・・・・」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「エーリヒ様と言えばこの国の武人の頂点であらせられたものですから」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「その時の感覚がすぐには拭えなかったようです」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : @
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「それがあんたの悪いところよ。相手の肩書なんか気にする必要なんてこれっぽっちもないのよ!」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「エーリヒがあんたを認めたのは、あんたの肩書が良かったから?そうじゃないでしょ!」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「だったらあんたも相手の事を真正面から見て、あんた自身の気持ちでどーーーーんとぶつかっちゃいなさいよ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「そうしないと心の距離なんて何千年経っても縮まんないんだから。」@
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「うちに秘めた敬愛を最大限に表現したつもりだったのですが・・・・」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「難しいものですね」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「あの方の元へ向かうべき時までに」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「多くを知れば」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「それも為せるようになるものでしょうか?」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : @
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「そうね。まずはそこから始めて見ればいいんじゃない?」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「それが正しいかは動いてみれば分かるわ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「それに、あたしなら何千年だって付き合ってあげるから安心しなさいな。」肩をパーンとはたきます@
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「ケダモノの生、何千年も生きる生も・・・・想像し難いものですが」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : はたかれると、車輪が回り、機械的な動きですぐに姿勢を立て直す
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「ケダモノの先達として、今後もご指導のほどよろしくお願いします」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : @
[main]ヴィクトリア・エンプレス : にっこりと微笑み
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「任せて!あんたの先々代には借りがあるの。手取り足取り……ってあんたには無いんだっけ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「まぁともかく、長い付き合いになりそうね。よ・ろ・し・く♡」ウィンク@
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「はい、生身にはありませんが」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : メルカバの鋼鉄の手を掲げ
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「こっちにはあります」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「腕の使い方のご指導も長く賜ることになるでしょう、マダム」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「腕があることの喜びを・・・・教えてください」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : @
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「そんなの、ハグだって、酔っぱらって肩組みながら歌うのだって、まだまだたっくさんあるわよ~。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「でもまぁ、はじめの一つはこれからでいいんじゃないかしら?」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : メルカバに向かって片手を差し出します。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「どうしたの?握手よ握手。」にやり@
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「握手くらい、見たことありますよ」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 機械の腕が、差し出された手を掴む
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 常人を潰しかねない、ケダモノの身体でなければ受け止め得ない荒っぽい握手だ
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : @
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あらあら、そんな荒っぽいやり方じゃ女の子に嫌われちゃうわよ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「でも初めてって感じで可愛かったわ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「これからた~~~~っぷり時間を掛けて、女心も漢の魂も教えて、あ・げ・る♪」@
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「エーリヒ様は婦人にも人気が高かったものですから」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「まだまだ、及ばぬということですね」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 追いかけ続けた背を思い起こす
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「女心に漢の魂・・・・手の使い方以外にも世の中には多くの物事があるのですね」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「流石は海の如く、多くのものを内包するお方だ」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : @
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「目標とする存在があるのはいいことよ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「きっとエーリヒちゃんも悪くはあ思わないでしょう。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「でも忘れないでね。あんたが越えるべきは他の誰かじゃあないわ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「あんたが越えるべきなのは過去のあんた自身よ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「それさえ忘れなきゃ、あんたはエーリヒでもランバスでも超えて無限に成長し続ける事ができるわ。」@
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「無限に?」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「比喩でもなんでもないのでしょうね」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「いくらでも生き続けられるのならば」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「越えなくては過去の自分は大きくなり続けるのならば」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「次に斬るべきは外に敵に非ず。内の敵にあり」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「ということですね」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : @
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「うんうん。難しい言葉は良くわかんないけど、きっと合ってるわ。こういうのは考えちゃダメ。感じるものだからね。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 誤魔化すように笑って伸びをする。
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「さーて、じゃああたしはそろそろ海が恋しくなってきたわ。」
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 「今度会う時、あんたがどれくらいいい男になっているか、楽しみにしてていいかしら?」試すような眼で見つつ。@
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「ええ、また会う時は」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「誰かが振り向く男になっておきます」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 「手足も名声も地位も関係のないところで。」
[main]”四肢なし獅子”エルンスト・フォン・ルドルフ : 真っ直ぐな視線を返す@
[main]マスター : ケダモノはふたり、初めての握手を交わしました。
[main]マスター : それには、これからよろしくね、とか、改めまして、わたしはね、とか、あなたのことをもっと知っておきたいよ、とか、いろんな意味が、あったのでしょう。
[main]マスター : また会ったときは、あなたはどんな時間を生きてきたの?と聞くついでに、ハグなんてするのかもしれません。
[main]マスター : ======================
[main]マスター : あなたたちは、闇の森をすみかとし、人間の魂を喰らい、永劫の時を気ままに生きるケダモノです。
貴方たちの名は、いずれ変わってしまうのかもしれません。
貴方たちの姿は、いずれ変わってしまうのかもしれません。
[main]マスター : それでも、この小さな国、シンボレアの歴史には、確かにその雄姿を残したのです。
大きな美しい兵器のケダモノと、慈愛溢れる鮫のケダモノ。
その二人の名を、永い国の伝説の一幕に残すことでしょう。
[main]マスター : そしていつか、新たな伝説が、その尾に、その接続部の先に、続いていくのかもしれませんね。
[main]マスター : ーケダモノオペラ公式シナリオ「最期の帰郷」了
[main]カーテンコール : さて、それでは後片付けです。
まだもう少しだけ、物語は続きます。
[main]マスター : 伝説の獲得
[main]メルカバ : 以下の伝説を獲得します!
エーリヒを救った英雄:その後もシンボレアの守護者であり続ける
[main]ヴィクトリア・エンプレス : 伝説:シンボレアの恋物語 を獲得します
[main]マスター : 無事、伝説も獲得して、ケダモノのおふたりの物語もいったん幕引きです。
[main]マスター : ああそうだ!
[main]マスター : SNSでぜひ感想を発信してください。Twitterのハッシュタグは #ケダモノオペラ 。
小説を書き、漫画を描き、動画を配信しましょう。
ああ、これから遊ぶ人もいるのでネタバレにはお気をつけて!
[main]マスター : それではまたお会いしましょう!お疲れ様でした
[main]マスター : 楽曲「花隠し」作者:きさら はこちらから
つべ https://youtu.be/rOcIhtqr4XM
にこ https://www.nicovideo.jp/watch/sm39759007